今 年6月に開幕するユーロ2012まで残りわずかとなった今、本番に向けた招集メンバーをめぐる議論もピークに達している。2010年W杯南アフリカ大会の優勝メンバーから大きな変更はないと予想されているが、現時点で最も注目されているのが「9番」(ストライカー)のポジション。メディアが有力候補として挙げるのは、フェルナンド・ジョレンテ(アスレティック・ビルバオ)、ダビド・ビジャ(バルセロナ)、アルバロ・ネグレド(セビージャ)、フェルナンド・トーレス(チェルシー)、ロベルト・ソルダード(バレンシア)の5人だ。 スペイン代表史上得点王であるビジャはまさに「ゴールの代名詞」だが、昨年12月のクラブW杯で左足けい骨を骨折し長期離脱していた。ユーロ前の回復が期待されているが、カムバック後100%のコンディションで大会に臨めるかが心配されている。昨季サーラ賞(リーガで最高得点を挙げたスペイン選手に贈られる賞)を受賞したネグレドも、今季は故障に悩まされ、期待を下回る成績に甘んじている。ユーロ2008の優勝ゴールを決めたトーレスは、昨年1月にチェルシーへ移籍以来、公式戦8ゴールと振るわない。得点以外の部分でチームの勝利に貢献しているとはいえ、リバプール時代のレベルには程遠いのが現状だ。ビセンテ・デル・ボスケ代表監督は今年2月に行われた最後の親善試合でトーレスを招集メンバーから外したが、その理由をこう説明している。 「トーレスは代表での経験も豊富なカリスマ的存在だが、今は不安定なシーズンを送っている。難しい選択だったが、後ろからプッシュしてくる選手たちに対してブレーキをかけることはできない」 この「プッシュしてくる選手たち」というのが、ジョレンテとソルダードだ。スペイン勢では今季リーガ得点ランキングの上位を占めるこの2人は、安定したパフォーマンスで下馬評でも好位置につけている。中でも、W杯出場経験があり、ユーロ予選でも着実に出場機会を増やしていったジョレンテは当確と見られている。また、ソルダードも5年ぶりに代表招集された今年2月の親善試合ベネズエラ戦で早速ハットトリックを決めるなど、ゴールへの嗅覚をアピールしている。 続きはOCSNEWSで (梁井絵美) (01-01-2012)
今年2月に行われたフットサル欧州選手権クロアチア大会で、スペインは大会4連覇を果たし、1996年の初開催以来6度目の優勝を飾った。1989年から始まったW杯では、すでに2度優勝している。サッカーW杯史80年における最多優勝国ブラジルの優勝回数が5回であることを考えれば、ここ12年で8タイトルを獲得したフットサルスペイン代表は正真正銘の『無敵艦隊』と言えるだろう。 2月11日の決勝ロシア戦では、0‐1とリードされて終盤を迎えた。試合終了まで1分を切った時、スペインの覇権もついに幕を閉じたかに思われた。 「5度も欧州で優勝したのだから、もういいだろう」 そんな悪魔のささやきは、誰の耳にも入らなかったようだ。残り30秒で同点ゴールを叩き込んだのは、それまで大会無得点だったセルヒオ・ロサーノ。ボールがネットを揺らしたその瞬間、試合を中継していたテレビ、ラジオのコメンテーターは一斉に雄叫びを上げた。FCバルセロナでリーガ得点ランキングトップを独走中のエース、ロサーノは、さらに延長戦でも決勝ゴールを挙げチームを優勝に導いた。同じFCバルセロナのサッカーチームでプレーするアンドレス・イニエスタは2010年サッカーW杯で優勝ゴールを決め一躍世界的ヒーローとなったが、『フットサルのイニエスタ』と絶賛されたロサーノは試合後こうコメントしている。 「イニエスタになりたいとは思わない。スーパースターになるより、スペインの成功がいつまでも続く方がずっとうれしいからね」 スペインだけでなく、世界的にも最も成功を収めた代表チームであるにもかかわらず、フットサルスペイン代表の社会的認知度は意外と低い。主将のハビ・ロドリゲスはツイッターでユニークなつぶやきを残している。 「ロイヤルファミリーが決勝に来なかったのは残念。まあ、いくらチャンピオンでもフットサルだから仕方ないか」 サッカーのスペイン代表が今夏開幕するユーロで連覇できるかどうかに注目が集まる中、フットサルのスペイン代表は、今年11月、タイで開催されるW杯で3度目の世界王者を目指す。 OCS NEWS記事より抜粋。全文はOCS NEWSで (梁井絵美) (01-02-2012)
世 の中「冒険好き」は数あれど、たったひとりで南極点を目指す人は決して多くはない。2012年1月、ひとりのスペイン人が、国内で初めて外部からの補助なしに単独南極点到達を成し遂げた。冒険の主人公はアルベルト・ボッシュ氏。雪に覆われた氷点下の地で、ひたすらソリを引きずり、67日間で1,155kmを踏破した。当初、同行する予定だったガイドのカルラス・ジェル氏は出発直後の負傷で離脱。ボッシュ氏は、残り1,124km、1日平均10時間の行程を、48日間かけて、スキーだけを頼りにひとりで進んだのだった。 1966年、ジローナ生まれ。冒険家ボッシュ氏のもうひとつの顔は実業家だ。26歳で起業して以来、幅広い分野でエネルギー開発プロジェクトや投資コンサルタントに携わっている。彼の冒険熱はビジネスを超え、90年代後半からはスポーツを通じて精神と肉体の限界に挑戦するようになった。ダカールラリー(二輪・四輪)、自転車ロードレース、マラソン、エベレスト登山、クロスカントリースキー……。参加した大会は100を下らない。これほど頻繁にスーツを着替えている人物は、世界広しといえどスーパーマンぐらいしかいないだろう。 本人が「人生最大の冒険」と形容する南極点への旅は、ボッシュ氏に人間としての新たな可能性を見出すチャンスを与えてくれたという。南極大陸横断中のボッシュ氏のブログには、こんなコメントが残されている。 「40日間の孤独。40日間、雪景色、空、自分の持ち物以外は、動物も人間も目にしていない。聞こえてくるのは風の音だけ。僕は今日、『これまでの人生の中で生き物を一度も見なかった日があったか』、一生懸命思い出そうとしてみたが、無理だった。そして今、そんな生活も40日目を迎えようとしている。想像できるかい? 自分でも、この先同じような経験をすることは二度とないんじゃないかと思う」 続きはOCSNEWSで (梁井絵美) (01-02-2012)