●地方統一選:PP獲得票数伸ばすも8自治体政権失う
 

【スペイン マドリッド 2007年5月28日】
 5月27日、地方統一選挙が行われた。開票の結果、民衆党 (PP) が全体の35.6% (791万4,084票) を獲得、社労党 (PSOE) の34.9% (775万8,093票) を上回った。しかし、議席数ではPSOEがPPを679議席上回り、与党自治体数でも他党との連立によってPPを上回ることになりそうだ。
 自治州選挙:主要自治州の与党は変わらず。前回結果を覆したのはナバラ州で、UPN (ナバラ州のPP系政党) が絶対多数を失い、ナファロア・バイ (Nafarroa Bai:アララル、バスク国民党/PNV、EA、バツァーレによる民族主義政党連合) が票数を伸ばして12議席を獲得した。これにより、PSN (ナバラ社会党) 及びIUN-NEB (ナバラ左翼連合) との連立が成立すればPPは政権を失う。また、バレアレス州でもPPは絶対多数を失い、政権の行方は他党との連立の成否にかかっている。一方、PSOEはカナリア連合 (CC) の牙城だったカナリアス州でロペス・アギラル前法相が健闘して最多得票を獲得。政権は他党との連立にかかっている。  市町村選挙:マドリッドは州・市両方ともPPが大勝。バレンシア市、マラガ市でも勝利を収めた。一方、PSOEは他党と連立でセビージャ市、サラゴサ市、バルセロナ市を治めることとなる。ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア市はPPの絶対多数から一転し、PSOEが絶対多数を獲得した。ハエン、トレド、ソリア、レオン、タラゴナ、ビゴ、オウレンセ、ログローニョの各市もPP与党だったが、今回選挙の結果、PSOEと左翼連合 (IU) の連立が成立すれば政権を失う。PSOEはクエンカとグアダラハラを失った。バスク及びナバラ地方では、バスク国民党 (PNV) が引き続きビルバオ市を制し、PSOEもサン・サバスティアン市を堅持した。ビトリア市ではPPとPSOEが同数議席を獲得、政権の行方は連立次第。


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