●有毒歯磨き粉回収

【スペイン マドリッド 2007年7月6日】
 厚生消費省と警察は、有毒物質を含む恐れがあるとして中国製歯磨き粉を数万本を回収・差し押さえた。問題となったのは、「Tri Leaf Spearmint」という商品名の中国製歯磨き粉で、ジエチレン・グリコールという有毒物質が含まれていた。この歯磨き粉は複数の自治州の病院で患者に配られる無料のキットに含まれて配布されており、厚生省は1万本を回収、警察も8万4,000本を差し押さえた。ジエチレン・グリコールの含有量は微量で、大人が歯磨きに使う分には健康に影響はないが、小さな子供が80ml以上の量を飲み込んだ場合は、中毒症状を起こす可能性があるという。ジエチレン・グリコールは凍結防止剤や溶剤として用いられ、一部の歯磨き粉で増粘安定剤の目的でグリセリンの安価な代用品として使用されている。1990年代、ナイジェリアでジエチレン・グリコールを含む薬用シロップを飲んだ子供100人以上が死亡したほか、最近ではパナマでこれを含む咳止め薬を摂取した104人が死亡した。米国では6月に中国製歯磨き粉90万本を回収。日本でもジエチレン・グリコールが8.5%も含まれる中国製歯磨き粉がホテルなどのアメニティキットに含まれていたことが発覚し、回収された。


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