●王室侮辱で漫画週刊誌差し押さえ

【スペイン マドリッド 2007年7月23日】
 全国管区裁判所のフアン・デル・オルモ判事は、風刺漫画週刊誌「エル・フエベス (El Jueves)」の第1573号の表紙が王室侮辱罪に当たるとして差し押さえを命令した。問題となった表紙の漫画は、政府が発表した子供1人につき2,500ユーロの手当金支給をネタに、フェリペ皇太子とレティシア皇太子妃が性交を行っている場面 (しかも後背位) の上に「2,500ユーロ」と大書され、「これで子供が出来たら、今までの人生で一番労働に近いことをしたことになるな」と皇太子が言っているというもの。デル・オルモ判事は、「表現の自由は、個人の尊厳を冒してはならない」としている。「エル・フエベス」のJ・L・マルティン氏は、「サパテロの選挙を意識した政策を笑うのが主旨。我々の雑誌はユーモアがモットーだが侮辱する気はない」とコメント。「独裁時代は教会とぶつかって差し押さえられたこともあったが、こんなことは前代未聞」と批判している。


●ヘスス・ポランコ氏死去

【スペイン マドリッド 2007年7月23日】
 エル・パイス紙などを抱えるスペイン最大のマスコミグループ、プリサの社長、ヘスス・ポランコ氏が死去した。77才だった。ポランコ氏は1960年に教育出版のサンティリャーナ社を設立。1972年には全国紙エル・パイスの設立メンバーの一人となり、長らく編集に携わった。プリサ社は有料衛星放送Canal+も設立、スペイン、ポルトガル、中南米にも事業を広げている。ポランコ氏死去のニュースを受け、スペイン国王やサパテロ首相、ラホイ民衆党 (PP) 代表をはじめ、政界、経済界、文化界から弔問が相次いだ。


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