●PNVイマス代表、突然の引退

【スペイン マドリッド 2007年9月13日】
 バスク国民党 (PNV) 代表のジョシュ・ジョン・イマス氏が突然代表辞任及び政治引退を発表し、政界を驚かせた。2003年にPNV代表に就いたイマス氏は、歴代PNV代表の中では最も外部に開かれた方針をとり、ETAに対しては断固とした批判姿勢を貫きながらバスク和平交渉を支持し、中央政府、特に社労党 (PSOE) 政府とは良好な関係を築いた。バスク外部での受けが良かった代わりに、当内部では反発も買い、党は強固な独立主義派と穏健派に二分されていた。イマス氏と独立主義派の筆頭、ジョセバ・エギバル氏との溝は深まっていたが、今回の突然の辞任引退発表のわずか48時間前には、強固派と穏健派の間で政策方針の合意が成立したばかりだった。イマス氏は党内での自分のリーダーシップのぐらつきと穏健派に対する支持不足を理由に辞意を固めたと見られる。イマス氏は今後政治から退く意向。このニュースに、サパテロ首相は「当惑している」とコメント。民衆党 (PP) ラホイ代表もPNVが今後バスク人民投票実施に向けて動くのではないかとの懸念を示している。


●皇太子賞平和部門にホロコースト博物館

【スペイン コルーニャ 2007年9月13日】
 今年のスペイン皇太子賞平和部門に、エルサレムのホロコースト博物館が選ばれた。ナチの大量虐殺の犠牲となった600万人のユダヤ人の記憶を刻むこの博物館の「憎しみ、人種差別、不寛容を乗り越えようとする姿勢」を評価しての受賞。数ある候補の中から、ドイツのメルケル首相、スペインのモラティノス外相、コフィ・アナン前国連事務総長、ヒラリー・クリントン米国上院議員、イスラエルのペレス大統領らの幅広い支持を集めた同博物館が選ばれた。1953年に設立されたこの博物館には、年間100万人の入館者が訪れており、外国国家主席らのイスラエル公式訪問などでは欠かせないポイントとなっている。


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