●EU、クロマグロ漁にストップ

【スペイン バルセロナ 2007年9月20日】
 欧州委員会は、「今年の漁獲量制限を超えた」として東大西洋と地中海におけるクロマグロ漁の即刻禁止令を出した。大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)がクロマグロの保護のため設けた今年の漁獲量制限は、スペイン、キプロス、フランス、ギリシャ、イタリア、マルタ、ポルトガルのEU7ヶ国で計1万6,779.5トン。スペインには5,568トンが割り当てられていた。正確な数字は出ていないが、欧州委員会ではフランスやイタリアの大型漁船が数キロに及ぶ巻き網でマグロを乱獲、割当量の倍近い量を獲ってしまったことで7ヶ国の総制限量をはるかに超えてしまったと判断、初めて操業期間終了前に禁止令を出した。大型巻き網漁で一網打尽にされた何万匹ものマグロは畜養施設に入れられ、太らせた上で日本へと輸出され、高値で取引される。乱獲犯人のフランスとイタリアは7〜8月に操業を停止しているため、現在操業しているスペイン漁船は約20隻で、いずれも小型漁船による伝統的延縄漁。ツケを支払わされるはめになった漁師らは怒り心頭で、「何を言われようが漁は続ける」と息巻く船長も。


●野党、新生児援助金対象拡大を要求

【スペイン マドリッド 2007年9月19日】
 国会でサパテロ首相が発表した新生児及び養子に対する2,500ユーロの援助金政策について討議が行われ、与党社労党 (PSOE) 以外のほぼすべての野党は、援助対象を政府案の今年7月4日誕生以降ではなく、さかのぼって今年1月1日からに改正するよう求めている。1月1日からにすると対象は約24万人増えることになり、さらに6億ユーロの予算が必要となることから、ソルベス経済相は「これ以上の予算拡大は認められない」と反対している。この政策案が下院を通過するにはあと12票の賛成票を必要としており、PSOEは複数野党と交渉中。


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