●天然ガス油田開発計画契約解消

【スペイン マドリッド 2007年9月6日】
 アルジェリア国営石油会社、ソナトラックはスペインの石油会社レプソルとガス・ナトゥラル社との東部ガス田開発事業の解消を発表。数ヶ月前からエネルギー省のChakib jelilが開発事業の遅延に対する発言があり、契約解消の裏には「政治」的な動きが濃厚と見られている。スペイン側は2004年から始まったこの計画の遂行期は2009年で、遅延に関する問題は今後解決できるものとして、アルジェリア及びソナトラックと争う構えでいる。


●「2ユーロで家貸します」

【スペイン ジローナ 2007年9月6日】
新築、2LDK、暖炉付き、家具付き、陽当たり良好、閑静、緑多し,,,,,,今時こんな好条件で家賃は月額たったの2ユーロという物件がある。 だが、この家に入る人には、格安家賃と交換に「隣人」と折り合いをつけなくてはならない。ここの「隣人」たちはすべて「閑静」な「墓」住まいで、さらに「死体解剖所」と「火葬場」とも「交渉」が必要となる。 この物件は、ジローナ市から約17キロ離れた、人口5,200人のアンヘル村にある。まだ正式な公募は出ていないが、ガリシア、アンダルシア、カタルーニャ、バスクカナリア諸島などスペイン全土からすでに問い合わせが殺到し、村役場側では驚きを隠せない。村側が求めている入居条件は、少なくとも3年間アンヘル村に住んでいる人、所得が低い人、社会的適合が難しい人などが対象で、アンヘル村の職員のみでは手が回らない墓地内の清掃管理やその周辺の広大な緑地帯を管理するのが仕事。


●新たな「移民」問題

【スペイン トメジョッソ 2007年9月6日】
9月中旬から10月初めにかけてカスティーリャ-ラ・マンチャ地方でベンディミア(ブドウ狩り)が始まる。かつてこの季節はスペイン全土から季節労働者が集められたが、現在は多くの農作物の刈り取りは移民の手に頼らざるを得なくなっている。季節労働者の雇用は、作業が始まる3ヶ月前までに(カスティーリャ-ラ・マンチャは特例で2ヶ月前)申請をしなくてはならないが、トメジョッソ市のブドウ園協同組合では、ベンディミアが始まる寸前に申請し許可され、他の市町村でも駆け込み申請が続いている。これに対して、カスティーリャ-ラ・マンチャ以外の地方から抗議の声も上がっている。しかし、この背景には、ルーマニアやブルガリアからの移民が(その多くはジプシー)同地方でベンディミアが行われる主要市町村に仕事を求めて集結し、これらの移民との社会問題を避けるためにも季節労働として雇用する必要があった、というのが主な理由。たとえばワインの大産地で知られるバルデペニャ近くの人口5,200というモラル・デ・カラトラバ村では、ここ数日で千人以上のルーマニア、ブルガリアの移民が集結している。その多くは市内の広場に段ボール箱を寝床にし、ベンディミアにかり出されるのを待っている。本国でも優遇されていなっかった彼らが、自国がヨーロッパに統合されたことで移動が許され、ニンニク、メロン、トマトなどの農作物の収穫の手伝いでわずかな収入を得てカスティーリャ-ラ・マンチャまでたどり着いた「流浪」のジプシーに対して、どのような雇用が望ましいか、どのような対応が望ましいか、明確に答えられる人は少ないだろう。


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