バスク州首長イバレチェ氏がバスク州議会で、来年から2010年にかけてバスク民族自決を目指す計画を発表した。同首長は、2004年にもバスク民族自決を目指す通称「イバレチェ・プラン」を提案、バタスナ党の支持も得てバスク州議会を通過したものの、2005年に下院議会で否決された経緯がある。今回の案では、バスク民族自決権に関する定義をスペイン国憲法に含めるよう来年6月まで中央政府首相と折衝、政府と合意するしないに関わらず10月にバスク州議会で承認の上、2010年後半に人民投票を図るとしている。また、この過程で、ETA (バスク祖国と自由) の武装解除も実現させるとしている。社労党 (PSOE) サパテロ首相は、「法に反する。あらゆる法的手段を使って阻止する」としている。また、民衆党 (PP) ラホイ代表は絶好の好機とばかり、「サパテロは立憲君主制がスペインの安定の土台だということすら徹底できない。スペインは、スペイン人であることを誇りに思える人材を必要としている」とサパテロ批判の材料にしている。 【スペイン マドリッド 2007年10月1日】
サラマンカ県フスバドに位置するスペイン国立ウラン公社 (Enusa, S.A.) のプラントから多量のウランが持ち出されたことが発覚、従業員50人が調べを受けている。ウラン持ち出しが発覚したのは9月26日。従業員の一人が、同社の敷地外の草地にウラン錠剤数十錠が詰まったプラスチックの小さな容器が落ちているのを発見した。治安警察及び同社では、盗難と、会社に対する何らかの妨害行動の両面から調査を行っている。同社によると、持ち出されたウランは放射性物質拡散を防止するセラミックでコーティングしてあり、川などに捨てられたとしても汚染の心配はなく、またこれを原料に爆弾を作ることも不可能という。いずれにせよ、前代未聞の量のウランが警備の目をくぐり抜けて持ち出されたことは重大。原子力安全委員会 (CSN) でも重大事件として調査を開始した。 【スペイン サラマンカ 2007年10月1日】