社労党 (PSOE) は長らく懸案となっていた「内戦及び独裁政権の犠牲者に対する補償法」案 (通称「Ley de Memoria Histórica」) について、左翼連合 (IU)、バスク国民党 (PNV)、カタルーニャ連合 (CiU)、ガリシア連合 (BNG)、アラゴン連合、新カナリア党の6党の支持を取り付け、国会で草案が提出されてから15ヶ月間の停滞を破って法承認に向けて動き出した。サパテロ政権が発足とほぼ同時に草案作成が始められたこの法では、市民戦争やフランコ独裁政権の犠牲者に対する名誉回復や年金・保証金の充実、またフランコの銅像、独裁時代のプレートなどのシンボル撤去、フランコの墓がある「戦没者の谷」(Valle de los caidos=写真) での内戦・独裁政権称揚行為の禁止などを盛り込んでいる。民衆党 (PP) はこの法案の必要性そのものを全否定、残る野党は政府法案を不十分として様々な修正を求めていた。 【スペイン マドリッド 2007年10月9日】
マドリッドの国立図書館から盗まれた貴重なプトレマイオスの世界地図12ページ (図版19点含む) のうち1点が海を渡ったニューヨークで発見された。米国FBIがコレクターから差し押さえたと伝えられているが、コレクターが盗難品と知らずに購入したかどうかなど、詳細は明らかになっていない。また、オーストラリアのシドニーのアンティークショップでも他の1点と見られる地図が発見されており、警察では確認を急いでいる。一方、地図を盗んだ犯人と目されるセサル・オビリオ・ゴメス・リベロの行方は未だ分かっていない。警察の調べでは、ゴメス・リベロはウルグアイのパスポートを所有、研究者として同図書館に入り、警備の目をくぐってカッターを持ち込んで古地図等のページを切り取り、盗んだと見られている。 【スペイン マドリッド 2007年10月9日】