12日のイスパニダの日に行われる恒例の軍事パレードを前に、民衆党 (PP) ラホイ代表がスペイン国民に呼びかける異例のビデオ演説を同党のウェブに掲載した (www.pp.es)。この演説でラホイ代表は、「周知の通り、今年は特にスペイン国民にこの祝日を祝って欲しい。なぜなら我々は一つの国家だからだ…(中略)…我々を象徴する国旗を掲揚し、称揚しよう」とスペイン国旗を引き合いに愛国心を鼓舞。各自治州の多様性を認め権限を広げようとする社労党 (PSOE) 政権の方針に危機感を抱き、中央主義・愛国主義色を日に日に色濃くしているPPでは、イスパニダの日に若手党員を中心に「Somos España」のスローガンのもと、スペイン国旗を手に軍事パレードに集まることも計画している。PSOEでは、ラホイ代表の演説を「国家元首でもないのに国民に向けた演説を行うとは言語道断。スペイン国民団結の象徴である国民の祝日や国旗を利用して、排他主義と分裂の象徴にしようとしている」と厳しく批判している。 【スペイン マドリッド 2007年10月11日】
10日夜、フランス南部リヨン近くのラ・グラン・クロワの化学工場に覆面をした男女4人組が押し入り、ニトロメタン5リットル入りのドラム缶400本を強奪して逃走した。ニトロメタンは様々な工業用途の他、モータースポーツやロケットの燃料にも利用され、爆弾の原料ともなる。4人組は居合わせた工場責任者を縛り、猿ぐつわをかませて犯行に及んだが、こうした手口や「外国語を話していた」というこの責任者の証言などから、ETA (バスク祖国と自由) の犯行ではないかとフランス警察では見ている。ETAは1年前にも、フランス南東部の武器輸入会社からリボルバー300丁とピストル50丁を強奪している。 【スペイン マドリッド 2007年10月11日】