バレンシア社労党 (PSOE-PSPV) 書記長を務めていたジョアン・イグナシ・プラ氏が、ある建設業者に自宅のリフォームを只でさせたという疑惑が明るみに出た。プラ氏は2006年末から2007年5月にかけて自宅のリフォームをコンストルクシオネス・ビジェガス社に発注したが、リフォーム代10万4,000ユーロは同社がすべて支払い、プラ氏は今日まで一銭も払っていなかった。今年5月の統一地方選で、プラ氏率いるPSOEはフランシスコ・カンプス・バレンシア州首長率いる民衆党 (PP) に19ポイントの差を付けられて大敗しており、プラ氏の指導力にも見切りをつけたPSOE党中央本部では、今回のスキャンダル発覚後も一切プラ氏を擁護しなかった。プラ氏は辞任会見で、自らの党及び党とつながりの深いメディアに「引きずり下ろされた」と被害者意識を露わにした。後任には暫定的にジョアン・レルマ氏が就く。PSOEでは来年3月の総選挙に向け、バレンシア県にはマリア・テレサ・フェルナンデス・デ・ラ・ベガ副首相、アリカンテ県にはベルナット・ソリア厚生相、カステジョン県にはジョルディ・セビージャ前行政相とネームバリューのある3人を立てて巻き返しを図っている。 【スペイン バレンシア 2007年10月19日】
サパテロ首相が来年3月総選挙を見据えて次々に繰り出した社会福祉政策の目玉、新生児・養子に対する援助金2,500ユーロが下院を通過した。「金額が少なすぎる」「見え見えの票取り」など全野党から批判を受けたこの政策だが、結局反対票を投じた党はなく、民衆党 (PP) とカタルーニャ連合 (CiU) が棄権、残る全党の賛成で可決された。最大の争点となった出生日対象は、首相がこの政策を発表した7月3日でも野党が求めていた1月1日でもなく、結局今年7月1日以降ということに決定。また、子供3人以上の家族及びシングルマザーには3,500ユーロが支給される。支給方法は、所得税申告の際の控除 (母親が働いている場合)、もしくは控除の前払いという形になる。今年7月1日出生分の前払い申請がについては、今年年末クリスマス頃に支給される見込み。 【スペイン マドリッド 2007年10月19日】