バルセロナで高速鉄道AVEの建設工事で陥没が発生、そのためRENFE近郊線の一部が不通となっている問題は政界に波及。社労党 (PSOE) を除く全党がマグダレーナ・アルバレス勧業相の引責辞任を求めている。これに対し、アルバレス勧業相は「責任は工事請負会社OHLにある。AVE建設工事を請け負った4社のうち、工期を守らなかったのはOHLだけ。問題が起きているのはOHLの請負部分だけで、しかも昨年12月から再三再四に渡り工期延長を要請してきた」と責任を回避、むしろ勧業省は被害者であると主張。一方、カタルーニャ州政府もOHLを告訴する構えで、勧業省及びRENFEでも告訴を検討している。サパテロ政権の目玉工事だったマドリッド=バルセロナ間のAVE建設だが、12月21日に予定されていた開通は延期を余儀なくされており、「ともかく安全を最優先」させるとしている。マドリッド=バリャドリード間、マドリッド=マラガ間のAVEは今のところ開通予定に変更はなく、それぞれ12月22日、23日が予定されている。 【スペイン マドリッド 2007年10月24日】
カナリアス州サンタ・ブリヒダ市の元市長2人が公金横領、公文書偽造など汚職の疑いで治安警察に逮捕された。逮捕されたのはカルメロ・ベガ・サンタナ、アントニオ・ディアス・エルナンデス元市長で、いずれも民衆党 (PP) 所属。また、元都市開発局長ルイス・トロヤ・ラミレス他3人も逮捕された。同市における汚職疑惑は、カナリア連合 (CC) のビクトリア・カサス議員が2004年にこれを告発して以来、市役所、市議会のメンバーみならず、告発を受けて不正なしとの報告書を出したカナリアス会計裁判所の全構成員まで及んで訴追される事態となっている。サンタ・ブリヒダ市では2000〜2005年の間に契約書も請求書もなしで、元市長や元都市開発局長らが関わる会社に相当な金額を支払う、課税を行わないなどの不正行為がまかり通っていたと見られている。 【スペイン ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア 2007年10月24日】