2008年度予算案が下院議会をからくも通過。野党から6件の修正案が出されていた予算案だが、わずか9票差で承認を得た。社労党 (PSOE) はバスク国民党 (PNV)、ガリシア連合 (BNG)、アラゴン連合、新カナリア党の支持をとりつけ、さらに民衆党 (PP) 議員の1人が寝返り、1人が採決ボタンを押し間違えて、計177票の予算修正案反対票を確保。対して、PPやカタルーニャ連合 (CiU)、カタルーニャ・エスケーラ党 (ERC)、左翼連合 (IU)、カナリア連合 (CC) は修正案に賛成したが、168票と9票届かなかった。2008年度予算案には、2,500ユーロの新生児援助金や学童の歯科検診無料化、住宅賃貸支援制度など来年3月の総選挙を意識した社会福祉政策予算が盛り込まれ、予算案責任者のソルベス経済相自身もこれらの政策のいくつかには難色を示すなど、物議を醸していた。予算案承認後も、PPは「予算を選挙に利用」したと非難を繰り広げ、一方でIUなどは「福祉政策がまだまだ不足」と批判していた。 ソルベス経済相はこの予算国会の最中、正午頃に弟の訃報を受けたが、午後の職務も全うして予算案承認を見届けた。 【スペイン マドリッド 2007年10月25日】
治安警察は、ブルゴスでジハード (イスラム聖戦) を支援していたテログループ6人 (アルジェリア人4人、モロッコ人2人) を逮捕、自宅など6軒を家宅捜索し、物品を押収した。このグループはインターネットのフォーラムやチャットでジハード支持者らとつながりを築き、テロリストの勧誘やテロリストへの資金提供などをしていたと見られている。 また22日には、全国管区裁判所のガルソン判事が、ジハード支持グループ22人を訴追。このグループはフランスやイタリアでテロを計画していたほか、3.11マドリッド連続列車爆破テロに関与したメンバーの国外逃亡を手助けしたと見られている。スペイン国内で逮捕されたイスラムテロリストの数は2001年以降合計して375人に上る。3.11テロが起きた2004年には131人が逮捕された。今年1月からは41人が逮捕されている。 【スペイン ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア 2007年10月24日】