スペイン最大の美術館、プラドが改装工事を終え、10月31日から増築部分も一般公開されている。既存の本館・ビリャヌエバ館に隣接するヘロニモス修道院が改修され、面積にして50%増、2万2,400平米が加えられた。改装設計はラファエル・モネオによる。ビリャヌエバ館と新館にはベラスケス門からアクセスでき、両館の間には幾何学的な文様を描く植栽が印象的な庭園が広がっている。拡張部分に新設された特別展示室では2008年4月20日まで「プラド美術館の19世紀」を開催しており、ゴヤやフォーチュニー、ロサレス、マドラソ、ソローリャなどの未公開絵画95点、彫刻12点を展示している。プラド美術館ではリニューアルを記念して31日から11月4日まで無料開放しており、初日の31日は3万人が来館、入り口前には長い行列ができた。同美術館ではこの5日間に来館できない人のために、4日までウェブページ (www.museodelprado.es) または電話 (902 10 70 77) にて、11月6〜30日の期間中好きな期日を選んで無料で入館できる特別予約を受付中。また、11月中は火〜土曜18:00〜20:00、日曜16:00〜20:00の間無料で入館できる。 【スペイン マドリッド 2007年11月2日】
教育問題はスペインのアキレス腱。教育省2005-2006年度の統計によると、中等義務教育課程 (ESO) 15才の実に42.3%が落第し、何らかの教科を再履修している。特に男子は48.5%が落第。女子は35.9%。義務教育が16才までに延長された1998-99年度以降、この率は上昇をつづけている。再履修にかかる予算も年々増える一方で、年間10億ユーロ。落第増加の要因としては、義務教育の延長と、語学・教育レベルで劣る移民生徒の増加が挙げられているが、政府の教育投資も一因と考えられる。1996年度には国内総生産 (GDP) の4.6%が教育に当てられていたが、2005年度は4.3%。社労党 (PSOE) 政府になって4.8%まで持ち直したが、それでもOECD諸国平均を1ポイント下回っている。 【スペイン マドリッド 2007年11月2日】