フランス南西部、スペインとの国境から約60キロに位置するカプブレトンで1日、ETAのメンバーと思われる男女3人が、スペインから派遣されていたグアルディア・シビル2人に発砲。1人が死亡し、1人が重傷を負った。犯人グループはその後、ボルドー近郊で車を奪って逃走しており、仏警察がその行方を追っている。
死亡したラウル・センテノさん(24)と、重傷を負ったファルナンド・トラペロさん(23)は、フランスにおける対ETA情報作戦に参加するために同地に赴いており、武器は所持していなかった。2人は、捜査の一環として入った喫茶店で犯人グループを認め、喫茶店から出たところを襲われた。
ETAのテロによる死者が出たのはETAによる停戦破棄以降はじめて。昨年12月のバラハス空港駐車場爆破テロ以来のこと。フランスでのETAのテロは1976年以降起こっていなかった。
このテロを受けて、国会において全政党、さらに主要労働組合、経団連が揃って共同宣言を発表。火曜日には「Por la libertad, para la derrota de ETA(自由のために、ETA敗北に向けて)」のスローガンの下、全政党が揃ってデモ行進に参加する予定だ。この数年、テロ政策をめぐってPSOEとPPの対立が目立っており、昨年12月に起こったテロの後も、共同宣言などは見られなかった。
【スペイン マドリッド 2007年12月3日】