9日、サパテロ首相はリスボンで開催されたEUアフリカ首脳会議での記者会見で、フランスとETA対策のための合同捜査チーム設置について合意に至ったと語った。仏警察との合同捜査は以前から行われていたが、特定の事件の捜査や特定のテロ犯人の逮捕などに限られてたほか、警察協力におけるEU規則に沿っているため煩雑な手続きが伴っていた。今後は、こうした手続きが簡略化されるだけでなく、包括的なETA対策に取り組む、恒常的なチームが設置されることになる模様。サパテロ首相は、テロ捜査における「新しいモデル」であり、「活動範囲、手段、効力を拡大し、恒常的なコーディネーションを確立する」ものと説明した。 また、合同捜査における武器携帯の是非に関する質問に対して、サパテロ首相は、警官の安全に関する事柄は慎重に扱うべきと回答を避けている。先のテロで犠牲になった2人のグアルディア・シビルは、仏警察との合同捜査に参加するためフランスに赴任していたが、EU規則に従い武器は携帯していなかった。 【スペイン マドリッド 2007年12月10日】
スペイン随一の美しさを誇るレオン大聖堂のステンドグラスが、200年ぶりに修復されている。直径8メートルのバラ窓が3つ、高さ12メートルの窓が31個をふくむ大聖堂のステンドグラスは総面積1,800平方メートルにおよび、これらの修復には1,600万ユーロの予算と12年の年月が必要だ。今のところ、2009年までの予算450万ユーロが承認されているだけであり、以後の予算などは未定。現時点で修復が完了しているのは150平方メートルだという。 ステンドグラスの劣化の原因となるのは雨、公害、微生物のほか、90年代には投石による破損も生じた。今回の修復では、こうした人為的な被害を防ぐために外側に金網を設置し、さらに透明ガラスを取り付けて、ステンドグラスの保護に配慮している。 【スペイン マドリッド 2007年12月10日】
8日午後、サンタンデールの市街地で5階建ての建物が倒壊。3人が瓦礫の下敷きとなって死亡した。事故がおきたのは、市庁舎に近いカビルド・デ・アリーバ地区。隣接する建物で行われていた改築工事が直接の原因と見られている。住民からの苦情を受けて3日に市の建築士が調査を行ったが、この時には危険は察知できなかった。また、隣家での工事が市から許可を得た範囲を超えていたため、審査が行われることになっていた。 この地区は建物の老朽化が進み、2005年からすでに5軒が倒壊している。 【スペイン マドリッド 2007年12月10日】
12月の大型連休、12月5日正午から9日24時までの4.5日間に、35件の交通事故で42人が死亡した。昨年は1日多い5.5日間で死者は41人だった。 一方、交通違反に対する罰則が厳しくなった改正刑法が2日に施行され、最初の5日間で、275人が逮捕、書類送検された。267人が飲酒運転、8人が制限速度オーバーによる。 【スペイン マドリッド 2007年12月10日】