全国管区裁判所検察局は、同裁判所フアン・デル・オルモ判事とともに、モロッコにおいて、アブデリラフ・リス容疑者に対して、モロッコの司法当局に訴訟を起こした。リス容疑者のDNAが、3.11マドリッド列車同時爆破テロ実行犯グループが自爆したレガネスのアパートメント跡、爆破装置製造に使われたと見られるチンチョンの地所から検出されたことから、スペイン司法当局は、リス容疑者をテロ実行犯の1人と見ている。リス容疑者は、モロッコで他の事件による短い刑期を終えて2ヶ月前に出獄。モロッコは自国民の他国への引渡しは行わないため、3.11テロ実行犯が罪を免れないために、デル・オルモ判事らはモロッコでの裁判を進める意向だ。 また、アル・カイーダと関連のあるテロ組織に属し、カサブランカでの爆破テロに関わった疑いで3月から投獄されているサード・フッサイニ容疑者にも、3.11テロに関わった疑いがもたれている。デル・オルモ判事らがフッサイニ容疑者のDNA採取を要請したが、フッサイニ容疑者はこれを拒否している。 【スペイン マドリッド 2007年12月19日】
18日上院で、10月から11月にかけてのバルセロナ鉄道交通網麻痺の責任を追及し、PPにより提案されたマグダレナ・アルバレス勧業相に対する罷免要求決議案が、PPの賛成120票、PSOE、PSC、PNVら反対116票と、僅差で可決された。先月、下院で提出された罷免要求決議案は、僅差で否決されている。 カタルーニャ州議会において同じ決議案に賛成票を投じたカタルーニャ地方政党ERC、CiU、ICVは棄権。ICVは、前PP政権のフランシスコ・アルバレス・カスコス元勧業相がバルセロナAVE建設を2004年までとしていたこと、問題の起こったAVE敷設区間は、カスコス勧業相の元で承認されたことなどを挙げ、CiUははカタルーニャ憲章に対する憲法裁判所への訴えを取り下げるよう要求した。 政府には、国会での決議を実行する義務があるのが建前だが、実際には、政府の意向次第というのが現状だ。 【スペイン マドリッド 2007年12月19日】