不動産バブル崩壊がささやかれる中、18日、住宅省は注目されていた昨年の住宅価格上昇率を通年4.8%、第4四半期1.2%と発表。不動産業界の沈静化を裏付ける数字となった。住宅価格の変動は住宅のタイプごとに異なり、特に新築ではない築2年以上の物件については、カンタブリア州(-3.6%)、アラバ県(-3.4%)、シウダ・レアル県(-3.2%)など第4四半期に価格を下げている地方も多い。 住宅価格の上昇率は2003年に最も高く、18.5%を記録した。専門家は、住宅ローンの利息上昇、市場状況、これまでの住宅価格の高騰、サブプライムローン危機による銀行の貸し渋りなどが、不動産業界沈静化の原因とみている。 【スペイン マドリッド 2008年1月21日】
19日未明、グアルディア・シビルにより、バルセロナのラバル地区で、テロを計画していたイスラム過激派グループが摘発され、パキスタン人2人、インド人2人が逮捕された。最近、パキスタンから過激派数名がスペインに入国し、イスラム過激派テロによく用いられるタイプの爆発物を持ち込んだことが疑われたため、今回の逮捕に至った。グアルディア・シビルはさらに、バルセロナの住宅5軒とモスク1軒に対して家宅捜査を行った。 これまでスペイン国内におけるイスラム過激派テロ組織所属の疑いによる逮捕者は、テロ組織への勧誘やプロパガンダによるものが主だったが、今回はすでに爆破装置の製造を行っており、バルセロナでの具体的なテロ計画があった疑いが持たれている。 【スペイン マドリッド 2008年1月21日】
アルカサレス(ムルシア県・人口14,000人)での不動産売買をめぐる汚職の疑いで逮捕されたPSOE元市長フアン・エスクデロ容疑者は、20日、地方裁判所で7時間にわたり供述を行った。アルカサレスの汚職事件は、ニネッテ事件と名づけられ、14日に、元市長のほか、主犯と見られる市の建築技術者マリアノ・アユソ容疑者とその弟、地元の業者など6人の逮捕者を出しており、さらに容疑は14人に及ぶ模様。この事件はPPによる告発により捜査が開始され、逮捕者には市所有地売買における汚職に加えて、マルベーリャでの大規模な汚職網を牛耳っていたとされるフアン・アントニオ・ロカ容疑者が持っていた不動産会社が同地で計画していたホテル建設について便宜を図った疑いが持たれている。また、アユソ容疑者が1億ユーロもの蓄財を行っていたことも発覚した。PSOEはすでに、エスクデロ容疑者の登録を抹消している。 【スペイン マドリッド 2008年1月21日】