2月29日、マドリッド市街のラバピエ地区とラ・ラティーナ地区が、極右団体と極左団体の”野戦場”と化した。 きっかけは、この日午後8時半に予定されていた、2つの極右団体の選挙集会だった。警察は1時間前から集会が行われたラバピエ地区の広場への立ち入りを制限していたが、結局、この集会に抗議しようと集まった極左団体との衝突は避けられず、数百人の間で暴動が起こり、警察は催涙弾などで応戦した。この騒ぎで7人が逮捕されたほか、ごみ収集用コンテナがいくつも燃やされ、銀行の入り口が放火されるなどの被害があった。 【スペイン マドリッド 2008年3月3日】
ギネア・ビサウの子供たちに対して、不法に養子縁組の手続きがとられていた可能性があるとして、政府はギネア・ビサウの子供たちに対する養子縁組を一時的に停止することを発表した。セネガルのダカールにあるスペイン領事館は、2006年から、ギネア・ビサウの未成年者に対して、不法な養子縁組を防ぐためにビザの発給審査を厳しくするよう勧告していた。現在、西政府とギネア・ビサウ政府により、対応策が話し合われている。 疑わしいケースとして、ギネア・ビサウの7歳と1歳の姉弟が、バルセロナの病院で治療を受けるためにビサを取得。バルセロナでの治療中に当地で姉弟を預かっていた夫妻が、姉弟に対する養子縁組の手続きをカタルーニャ州政府に申請したが、却下されたケースが挙げられる。 カタルーニャ州政府は、2003年からこれまで、ギネア・ビサウの子供たちに対して養子縁組が行われたケースは6件と説明した。 ちなみに、2006年1年間にスペインで行われた養子縁組は4,472人。このうち最も多かったのは中国の子供たちで1,759人。ロシアが1,290人、エチオピアが304人だった。 【スペイン マドリッド 2008年3月3日】
国立統計局によると、2月の前年同月比物価上昇率は4.4%だった。選挙戦の只中、先月とほぼ同じインフレ率であったことから、「今後、インフレは沈静化する見込み」と楽観的なメッセージを送るヘスス・カルデラ労相に対し、マドリッド選挙区から出馬するPPマヌエル・ピサロ氏は、インフレが長期化し消費が沈滞しており、「事態は思うよりも重い」と警告を発している。 原油価格の高騰などにより、欧州全体がインフレ傾向にあるが、ユーロ圏の平均3.2%と比べても、スペインのインフレ率は高くなっている。 【スペイン マドリッド 2008年3月3日】
3月1日、マドリッド市街では、に狩猟愛好者や農業従事者など約5万人が、12月に承認された自然遺産法に対する抗議デモを行い、サンティアゴ・ベルナベウ・スタジアムから環境省までを練り歩いた。 狩猟愛好家等は、Natura 2000(EUにより指定された生物種保護区)における鉛弾の使用禁止、特定の狩猟法の禁止、狩猟禁止区の設定などに抗議している。このうち、特に批判の多い鉛弾の使用禁止は、2001年からすでに保護区として登録されている湿原で適用されていたが、この法律により対象がNatuta 2000にも拡大された。狩猟愛好家たちは、非鉛弾を使用する新しい銃器の購入にかかる費用が大きいことを抗議の主な理由としている。また、狩猟愛好家協会などは、彼らの間で自然保護への関心は必然的に高く、煩多なノルマは必要ないと語っている。 【スペイン マドリッド 2008年3月3日】