10日、モンドラゴン(ギプスコア県)で、7日にETAにより暗殺されたPSE元市議イサイアス・カラスコさんを追悼し、ETAに抗議するデモ行進が行われ、カラスコさんの家族に続き、PSOE、PP、PNV代表をはじめ数千人が、市内を行進した。この行進は、9日に行われた総選挙の前日と当日を避けて延期されたもので、10日には各地の市庁舎前でも正午に黙祷がささげられた。 モンドラゴンでは、ANVがEB(IU)との連立により市政を運営してきたが、ANVがカラスコさん暗殺について発言を控えていることから、IUはANVとの連立を破棄した。ANVの市長イノセンシア・ガルパルソロ氏は、公の場に姿を見せていない。 【スペイン マドリッド 2008年3月11日】
過半数に7議席足りないPSOE。国会運営には、CiUとの連立、PNVと他の小政党との連立、混合会派に含まれる諸左派政党との連立が考えられる。ただし、CiUはカタルーニャでPSC(カタルーニャ社会党)と、PNVはバスクでPCE(バスク社会党)と競合するうえ、州議会選を前にCiUもPNVも、PSOEとの接近は望まないだろう。PSOEは過半数には達しないものの議席を伸ばしており、おそらく、恒常的な連立は組まず、随時、他政党の協力を仰ぐことになることが予想される。PSOE関係者によると、聖週間後に他政党との話し合いをはじめる予定だ。 【スペイン マドリッド 2008年3月11日】
2度連続してサパテロ首相に敗れたラホイ氏。総選挙当日、党本部のバルコニーで妻エルビラさんに支えられながら敗戦を伝え、支持者に「Adiós」と言いながらバルコニーを去って行った姿が印象的だった。翌日、会見を開いたアセベス氏は、今後の進退についての発言は避けており、ラホイ氏の去就が注目されている。 開票結果で注目されるのはカタルーニャ。ここでのPSCとPPの差は18議席、得票数は117万票近くの差が開いた。PPとしても無視できない数字だ。この点で、ラホイ氏同様、カタルーニャの言語政策などを手厳しく批判してきたマドリッド知事アギーレ氏を後継者に選ぶのは得策ではないとの声がある。他方、バレンシアのフランシスコ・カンプ氏やカステリョンで好成績を収めたフアン・コスタ氏らの中央政界入りがささやかれている。 【スペイン マドリッド 2008年3月11日】
ERC(カタルーニャ左翼共和党)は前回の8議席から3議席まで議席を減らしており、35万票、前回の半分の票を失った。ERCナンバー2ジョアン・プッチェルコス氏は、カタルーニャ州政府を去り、党運営に専念することを明らかにした。 PNVも票を減らしており、バスク州でははじめて三県すべてでPSEが議席、得票数ともPNVを上回った。国会では1議席を減らしただけで、PNVはPSOE政権にとって、国会運営上欠かせない交渉相手だが、来るバスク州議会選挙を考えると、PNVにとってPSEの前進は脅威だ。今回、PNVは12万票を失い、PSEは、州政府のPNV、EA、IUの合計を得票数で25,000上回った。 PSOE政権下で、カタルーニャで急進的な民族主義を掲げるERCと、バスクで「州民投票」を計画し先鋭化するPNVが支持を失い、両州でPSOEが躍進している点が興味深い。 【スペイン マドリッド 2008年3月11日】
2大政党が拮抗する中、有効票がPSOEに流れて惨敗を喫し、議席を5から3に減らしたIUは、国会で独自の会派を形成できなくなってしまった。開票後の会見でリャマサレス代表は「2大政党制の津波」に飲み込まれたと繰り返した。リャマサレス代表はこの席で、党大会の開催を予告し、党代表に立候補はしない意向を告げている。 【スペイン マドリッド 2008年3月11日】