191人の犠牲者を出した3・11マドリッド列車連続爆破テロ4周年を迎えた11日、アトーチャ駅前の犠牲者追悼モニュメントの前で、国王夫妻列席のもと追悼式典が行われた。式典には、サパテロ首相をはじめ政界からの出席者に加え、犠牲者の遺族も多数出席した。正午から始まった式典はわずか10分間の簡素なもので、1分間の黙祷の後、エストニア出身の作曲家アルヴォ・パートさんの「Da pacem domine」が演奏され、合唱団カピーリャ・レアルのメンバーである、サパテロ首相夫人ソンソレス・エスピノサ氏も演奏に参加した。 また、この日、マドリッド州では他にも、爆破テロの起こった各駅や、多くの犠牲者を出したマドリッド市郊外のさまざまな町で追悼式典が行われた。 マドリッドの心理学協会によると、現在でも公共医療機関で精神科の治療を受けている被害者は約200人、被害者協会で専門家の支援を受けている人は80人にのぼる。 【スペイン マドリッド 2008年3月12日】
11日、PP党本部で首脳部による会議が開かれ、マリアノ・ラホイ党首が続投する意向であることを告げた。先の総選挙でPSOEサパテロ首相に2度目の敗戦を喫し、去就が注目されていたラホイ氏だが、党会議後の記者会見で、6月に党首選出のための党集会を開き、ここに自らも立候補することを明らかにした。ラホイ氏は、前回総選挙から議席、得票数、得票率ともに伸ばしていることを挙げ、PPは右派と中道派に加えて、これまでPSOEを支持してきた人々の票も取り込んだと分析。左派の票を切り崩し、大敗を喫したカタルーニャでPP政権が有効であることを示せば、次の総選挙で票を伸ばすことは可能だと語った。また、2度の敗戦については、PSOEゴンサレス元首相、PPアスナル元首相はともに2度の敗戦の後、政権についたという前例を挙げた。 会見後、さまざまなメディアのインタビューに応えたマドリッド知事アギーレ氏、市長ガリャルドン氏、バレンシア知事カンプス氏ら、党首脳部のメンバーはそろって、ラホイ氏続投支持を表明している。 【スペイン マドリッド 2008年3月12日】
バラハス空港で入国を拒否されるブラジル人が増加し、2月には1ヶ月で452人に及んだ。2年前、入国を拒否されるブラジル人は1日平均6人だったのに対し、この数ヶ月間は1日平均15人が入国を許されず、ブラジルに送還されているという。入国拒否の多さに加えて、送還される人々への対応について、ブラジル外務省は駐ブラジル西大使に説明を求めるとともに、ルラ・ダ・シルバ大統領は、サパテロ首相に電話で遺憾の意を伝えることを明らかにした。 ブラジルで出版された記事によると、入国拒否の根拠は明らかではなく、主に20歳から35歳で、アフリカ系またムラート、一人旅の女性が入国拒否の対象になっているとしている。 スペイン外務省によると、現在、両国がこの件について話し合いを行っているが、スペインはシェンゲン加盟国であることから、出入国管理はシェンゲンの政策に従わなければならないと付け加えた。 【スペイン マドリッド 2008年3月12日】