これまでで最大規模の海賊版製造・販売グループが摘発された。 12日、昨年12月から始まった捜査により、中国国籍の6人が逮捕され、マドリッド市内レガネスの3つの倉庫と、コピーや編集が行われていたマドリッド州内のタウンハウスから、DVD、CDなど155,000件、240のレコーディングドライブが押収された。このグループは、少なくとも3ヶ月前から、1日に8万件の海賊版を製造しており、中には、スペイン国内ではまだDVD未発売の映画を、アメリカの映画館で録画し、南米で吹き替えを行ったうえで、スペインで編集したものもあったという。 グループは、複数の県で海賊版市場にDVDやCDを供給し、1日に約24万ユーロに及ぶ利益を得ていた。 【スペイン マドリッド 2008年3月13日】
イベリア半島北部海岸線を襲い、特にカンタブリア湾沿岸に大きな被害を出した暴風雨が去り、被害を受けた自治体では、聖週間の観光シーズンを前に、被害の復旧に躍起だ。 サン・セバスティアン市は、まだ正確な数字を出す段階ではないが、約1200万ユーロの損害が出たものと概算している。同市では、ウルグル山をまわるパセオ・ヌエボが高波により陥没し、全面通行止めとなっているほか、海岸線のパセオ・マリティモにも大きな被害が出ており、環境省に修繕を要請している。ギプスコア県とビスカヤ県では、多くの港に被害が出ており、特にオンダロアやベルメオでは港の施設の他に市内にも被害があった。中でもオンダロアでは高波が堤防を超え、港の近くでは停電が続いている。 ガリシアでは、ア・コルーニャの浜辺を15mにおよぶ高波が襲い、通行人3人が軽症を負ったほか、遊歩道や街灯などに被害が出た。勧業省は、30万立方メートルの砂を運びいれ、浜を整備する予定だ。 【スペイン マドリッド 2008年3月13日】
ガリシア州のア・コルーニャとビーゴでは、30人あまりの研究者が、ガリシアの魚貝類生産を脅かす気象現象を解明しようと研究を続けている。 ガリシアの海岸では、春から夏にかけて強い北風が吹くと、入り江に、表層水を押し流しながら、深層の冷たく栄養素の豊富な海水が流れ込む、湧昇(ゆうしょう)という現象が起きる。入り江の魚貝類の養殖にとって欠かせない現象だが、ガリシアでは40年ほど前から、この現象が弱くなっているうえ、その期間も、40年前には3月から11月中旬までだったのに対し、最近は4月から9月下旬までと、短くなっているという。 同じ現象が起きる南アフリカ、ナミビア、カリフォルニア、チリでは、湧昇強度が強くなり、魚貝類も増産傾向にあるのとは対照的だ。ガリシアでなぜこの現象が弱まったのかは、アゾレス諸島に発生する高気圧の位置が変化したためという仮説はあるが、まだ解明されておらず、温暖化との関連も定かではない。ただ、湧昇が起きず入り江の水の入れ替えが行われないと、魚貝類の生産にマイナスであるばかりでなく、汚染からの回復に時間がかかり、水温の上昇により赤潮が発生しやすくなると、専門家は警告を発している。 【スペイン マドリッド 2008年3月13日】