ラホイ氏後継の有力候補と目されるマドリッド知事エスペランサ・アギーレ氏は、ラホイ氏が6月開催を予告した党大会に向けて、党首候補として立候補する意向はないことを明らかにした。 総選挙後、マリアノ・ラホイ党首が続投を表明してから、PP党内でさまざまな反応が出始めている。 13日、党内タカ派と言われるPP国会広報エドゥアルド・サプラナ氏が、「党の世代交代を促すべき」と、国会にはとどまるものの、スポークスマン続投の可能性を否定した。総選挙出馬を希望しながら叶わなかったマドリッド市長アルベルト・ルイス・ガリャルドン氏は、サプラナ氏とほぼ同じ時間に会見を開き、政界引退説を退け、マドリッド市長としてとどまり、ラホイ氏を「無条件に」支持する旨を伝えている。 他方、総選挙でPPの巻き返しに貢献したマドリッド、バレンシアのPP支部を率いるマドリッド知事エスペランサ・アギーレ氏、バレンシア知事フランシスコ・カンプス氏は、いずれもラホイ氏が6月開催を予告した党大会において、党首候補として立候補する意向はないことを明らかにしているが、新人事に向けて、自らの地盤固めを進めている。 【スペイン マドリッド 2008年3月14日】
11日、マラガで、麻薬・組織犯罪特別捜査班に所属する警察官4人が、2006年末から始まった長い捜査の末、横領や収賄などの罪で逮捕された。彼らは、家宅捜査での押収物件を横領したり、司法許可を得ずに違法に家宅捜査を行ったりしていたほか、捜査を装い個人情報や、納税や銀行に関係するデータを調べ、それを第三者に売るなどの犯罪行為を行っていた。また、何らかの見返りを得て、捜査の妨害も行っていたという。このグループには、マルベーリャ警察の通訳も加担しており、警察における供述が通訳を経て裁判官に渡される過程で、改ざんされていた。 【スペイン マドリッド 2008年3月14日】
スペインへの入国を拒否されるブラジル人の増加がブラジルで問題となっており、スペイン人がブラジルへの入国を拒否されるケースが出ている。現地でホテル予約がないことを理由に入国を拒否されることもあるという。13日、モラティノス外相は、ブラジル当局は、国際空港で非常に厳しい入国審査を行っており、ブラジルへの旅行を計画している人は、入国に必要な条件をあらかじめスペイン国内の大使館や領事館で確認することが望ましいと語った。 入国管理を行う内務省は、シェンゲン加盟国に共通の基準により入国審査を行っていることを強調。内務省によると、昨年は24,355人の外国人が入国を拒否されたが、そのうち3,083人がブラジル人だった。今年に入ってブラジルからの旅行者が急増しており、1月には428人のブラジル人が入国を拒否されたのに対し、13,722人が入国を許されている。また、内務省は、現在、ブラジルからの旅行者はEUに入るためにビザを必要としないため、不法入国を斡旋するマフィアがこの状況を利用しているものと推測。エクアドル、コロンビア、ボリビアからの旅行者がビザを必要とする以前には、これらの国でも同じことが起こっていたと説明している。 【スペイン マドリッド 2008年3月13日】