2003年5月、アフガニスタンに派兵されていたスペイン軍兵士を運ぶウクライナ民間機Yak-42がトルコで墜落し、62人が犠牲になった事故に関して、遺族がYak-42機契約時の防衛省の責任を追及して起こした裁判において、当時の防衛相フェデリコ・トリリョ氏が、遺族の質問に答える文書を、全国管区裁判所フェルナンド・グランデ‐マルラスカ判事に提出した。 この中で、トリリョ元防衛相は、輸送手段の確保など海外派兵に関連するロジスティックは軍専門機関の管轄であり、防衛相の管轄ではないと繰り返している。 今後、NATO付属機関NAMSAと軍輸送機の契約を交わしたChapman Freebornのスペイン支社代表、および、元防衛相ホセ・ボノ氏などが証言を行う予定。遺族によるこの訴訟は、一度グランデ・マルラスカ判事により却下されたが、全国管区裁判所刑事法廷が判事に対して、却下を取り消すよう命じた。 【スペイン マドリッド 2008年3月24日】
バルセロナで17日朝、アパートで爆発が起こり3人が死亡した事件で、DNA検査の結果、死亡した3人のうち一人は爆発が起こったアパートに住んでいた女性であることが判明した。事故当日、この女性は家賃滞納により強制退去される予定になっており、警察は、この女性がアパートにガソリンをまき、火を放ったものと見ている。死亡者の残りの二人は、事故当時に台所で朝食をとっていた隣家の姉弟だった。爆発により、建物の住人はアパートからの退去を余儀なくされ、現在も避難生活が続いている。 【スペイン マドリッド 2008年3月19日】
19日正午ごろ、アルコベンダス(マドリッド州)の高級住宅街ラ・モラレハで、マヌチェフル・ファルハンギさん(82才)が殺害された。ファルハンギさんは、1979年、イランでのイスラム革命を機にスペインに亡命しスペイン国籍を取得、インターナショナル・カレッジ・スペイン(ICS)を創設したほか、さまざまな会社を経営していた。 警察は、防犯カメラの映像や目撃者の証言から、犯人は28から30歳の女性で身長は170cm前後と発表。現在、その身元の確認と逃走経路の解明を急いでいる。ファルハンギさんは、殺害される数日前に、イラン現政権支持をうたうポスターを貼っていた女性と口論しているところを目撃されており、警察は政治的動機により殺害された可能性が高いと見ているが、一方で、たった一度の口論から殺害に至るとは考えにくく、ファルハンギさんがインターナショナル・スクールに加え多角的な企業経営を行うなど、非常に裕福な人物であることから別の動機があった可能性も含めて捜査を進めている。 【スペイン マドリッド 2008年3月24日】
21日午後2時ごろ、ラ・リオハ州カラオラのグアルディア・シビル兵舎横の路上で、車に仕掛けられた爆破装置が爆発した。ETAは13時28分にビスカヤ県道路救援協会(DYA)に電話で爆破テロを予告していた(爆発の起こる時間や爆発物の仕掛けられた車の車種と色など)ため、グアルディア・シビル兵舎からはすでに避難が完了しおり幸い犠牲者はなかった。しかし、兵舎の向かいに位置するアパートに大きな被害があり、数十人がアパートから退去し、市内のホテルなどに避難している。 バスク警察は当日4時半ごろ、爆発した車の所有者を発見。彼らは、ラ・リオハ州とアラバ県の境にある山中に手足を縛られていた。当初考えられていたように、ETAはフランスから盗難車を運転してきたのではなく、テロの数時間前に、被害者にピストルを突きつけて車を奪ったことが明らかになった。爆発した車には約70kgの爆発物が積まれていたが、爆発物はまだ特定されていない。 【スペイン マドリッド 2008年3月24日】