62日間にわたった司法公務員ストに、遂に終焉のめどが立った。中央政府から自治州への権限委譲が実施されていない7自治州の司法公務員が、既に権限委譲されている自治州の公務員との賃金格差是正を求めて行っていたストで、ベルメホ法相と二大労組 (UGT, CCOO) は18時間にわたる交渉の末、月額賃金190ユーロ引き上げで合意。これを受けて二大労組はストを解除、残る2労組 (CSIF, STAJ) も組合員投票にかけた上で8日からスト解除する見込み。これまで15回にわたった話し合いで180ユーロ引き上げ案が6回の修正案を加えて討議されたがいずれも労組側の要求には達せず、7回目の修正でようやく金額が190ユーロに引き上げられ、合意を見ることとなった。2ヶ月以上業務がストップしていた間に山積した13万件もの案件については、法務省と労組では今後週40時間を超えない範囲で希望者が超過勤務を行ってこなしていくとしているが、すべて片が付くには半年〜1年はかかると見られている。 【スペイン マドリッド 2008年4月7日】
マリ・ルスちゃん事件をきっかけに、婦女暴行犯の再犯防止論議が再燃しているが、最高裁判所はバルセロナの通称「バル・デブロンの暴行魔」の釈放に対する検察の上訴を可能とする判断を下した。「バル・デブロンの暴行魔」ことホセ・ロドリゲス・サルバドールは1999年、17件の婦女暴行罪により禁固311年を言い渡されたが、昨年9月、わずか刑期16年で釈放された。カタルーニャ州検事長は、ロドリゲス・サルバドールに「パロット原則」 (主にテロ犯を対象に刑期短縮を適用せず現行法で定められる最長刑期20年を満了させるという前例) を適用すべきとして、刑期をあと4年延長するよう求めていた。この上訴が認められれば、再犯率が高い暴行犯への刑の厳罰化への一歩となる。 【スペイン マドリッド 2008年4月7日】