カスティーリャ・イ・レオン州でいわゆる「狂牛病」により50才の女性と41才の男性が相次いで死亡していたことが明らかになった。同州では2人の詳しい情報は明かしていないが、2人ともレオン県の村に居住していたと見られている。同州厚生局局長は記者会見で、変異型クロイツフェルト・ヤコブ病は5〜10年の潜伏期間があるため、いずれも感染は2001年以前とし、伝染病の心配はないと再三強調した。また、死亡してから発表まで時間がかかったのは、死亡後に解剖・検査した上で病気が確定されるためとし、対処に問題はなかったとした。一方、中央政府のエスピノーサ農業相も、消費者及び畜産業者に平静を呼びかけている。 1986年にイギリスで発生が確認されて以来、牛海綿状脳症 (BSE) が原因と見られる変異型クロイツフェルト・ヤコブ病による死者は同国で163人、フランスで20人、アイルランドで4人となっている。この度の2人の死者を合わせるとスペインの死亡者数は3人となり、米国と並んで世界4番目となった。BSEのために処分された牛の頭数でもスペインは世界4番目に多く、720頭。 【スペイン マドリッド 2008年4月8日】
国家警察は、ロシアからスペイン及びEU諸国に女性を密入国させ、売春させていた大規模人身売買組織を摘発。売春強要、外国人の人権侵害、婦女暴行、資金洗浄などの疑いで24人を逮捕した。また、アルメリア県エル・エヒードとロケタス・デ・マールのナイトクラブも摘発され、女性60人が不法滞在で拘束された。2006年11月から続く一連の捜査で、これまでにアルメリア、グラナダ、リェイダ、ジローナなどで計76人が逮捕・訴追されている。この組織は架空の会社組織を作り、利益を不動産などに投資して資金洗浄し、2006年からこれまでに計200万ユーロ以上をスペインからロシアに送金していた。また、不法滞在で拘束された女性、つまりこの組織の被害者の数は計400人あまりに及んでおり、その多くはアパートにすし詰め状態で住まわされ、自由を奪われて、組織にそむくと罰金を科すなどと脅されていたと見られる。 【スペイン マドリッド 2008年4月8日】