先進国の中でスペイン経済は最も急激に悪化する──。国際通貨基金 (IMF) は悲観的な予想を発表した。IMF予想によると、スペインの経済成長率は今年、3.8%から1.8%へと急降下する。これは1993年の不況以来最低の数字。インフレ率は先進国中最も高い4%で、失業率は2009年度には10.4%に達するだろうとしている (2007年度は8.3%)。先進国中これまたスペインだけが2桁になると予想されている。国際的経済不況の原因は米国の金融危機だが、スペインの場合はこれに不動産バブルの崩壊が拍車をかける形となる。IMFでは、スペインの住宅価格は15〜20%も過大評価されているとしており、今後価格が下がると予測している。 【スペイン マドリッド 2008年4月10日】
エスペランサ・アギーレ・マドリッド州首長が今年6月の民衆党 (PP) 総裁選に出馬する可能性を示唆したことから、すわPP内紛?とマスコミの注目を集めている。アギーレ氏は7日、「今のところPP総裁に立候補する気はないが、もし考えを変えたら最初にラホイ氏に知らせる」と発言。それ以来、アギーレ氏シンパが同氏のPP総裁、ひいては次期選挙勝利=首相就任を目指すホームページwww.esperanza2012.comを立ち上げたり、ラホイ氏シンパがアギーレ氏を非難するなど騒然としている。8日にはマドリッド市副市長のマヌエル・コボ氏が「我が総裁が今期最重要な国会討論を迎えるこの時期に、エスペランサ・アギーレが格好の見世物を提供したのは理解しがたい」と公然と批判。アギーレ氏とは犬猿の仲で知られるアルベルト・ルイス・ガジャルドン・マドリッド市長も「私の希望・予測としてアギーレ氏はPP総裁にはならない」「アギーレ氏は優柔不断。たとえ決断したとしても、PP党員の多くの支持は得られないだろう」と発言、この騒動に参戦した。当のラホイ氏は、この騒ぎはマスコミの産物とばかりに悠然と構えているが、それでも「私はプライベートの会話は絶対にもらさない」とやんわりとアギーレ氏を揶揄するコメントをした。 【スペイン マドリッド 2008年4月10日】