干ばつ続きで夏を控えて深刻な水不足が懸念される中、特に地中海沿岸地方では、政府の給水計画を巡り激しい攻防戦が繰り広げられている。カタルーニャ自治州はエブロ川から暫定給水することで中央政府と合意。干ばつが続いた場合、10月以降主にバルセロナ市、バルセロナ県にエブロ川から水が暫定供給されることとなる。政府は海水淡水化によってカタルーニャ州の水需要はまかなえるとしていたが、同州ではそれでは不足としてエブロ川からの給水を求め、折衝が続けられていた。政府は、今回の合意によりバルセロナに供給される水はエブロ川からタラゴナに給水される120立法ヘクトメートルから40立法ヘクトメートルを買い取るもので、新たに川から水を取ることはないと強調、さらに今回の給水合意はあくまでも暫定措置であり、永続的な治水計画ではないとしている。しかし、エブロ川からの給水については、民衆党 (PP) 政権が2001年に同川からバレンシア、ムルシア、アルメリア各自治州に給水するという全国治水計画を立て、これを2004年の政権交代後、社労党 (PSOE) 政府が廃止した経緯があり、バレンシア州のカンプス首長ムルシア州のバルカルセル首長 (共にPP) は、今回の合意に「屈辱的」「不公平」と猛反対の声を上げている。 【スペイン マドリッド 2008年4月15日】
ブラジルで大規模な海洋油田が発見され、その石油埋蔵量が330億バリルと見積もられることが判明。ブラジル国営石油採掘会社ペトロブラス社、ブリティッシュ・ガスと共に25%の株式を所有するレプソル=YPF社の株価は、このニュースが世界を駆けめぐると共に急上昇。ニューヨーク株式市場で17%、マドリッド株式市場でも10%はね上がった。これに伴い、株価指数IBEX-35も上昇に転じた。 【スペイン マドリッド 2008年4月15日】
サラゴサ県イリュエカに存在する「フランシスコ・フランコ通り」を改名して「エル・チキチキ通り」にしようと同市市議が発案、このネタにマスコミが飛びついて物議を醸している。「エル・チキチキ」は、歌の祭典・ユーロビジョンの今年のスペイン代表として選ばれた曲「バイラ・エル・チキチキ」からとったもの。これを歌うロドルフォ・チキリクアトレとは、TV局ラ・セスタの人気バラエティー番組「ブエナフエンテ」の中でコメディアン・ダビ・フェルナンデス・オルティス氏が扮する架空の人物で、エルビス・プレスリーばりのリーゼント&もみあげをキメ、ギター片手に政治風刺を交えコミカルに歌い踊る。ロドルフォ・チキリクアトレとしてブログも開設、ユーロビジョンの代表を決定するスペイン国営放送TVEの番組に参加し、Myspaceを通して大量票を獲得、5月24日にベルグラードで開催されるフェスティバルに参加することとなった。このチキリクアトレのファンになったルベン・レドンド市議が発案した通り改名案に対し、エスクリバノ市長は「不適切」「(同市議の) 若気の至り」とばっさり。臨時市議会を召集しこのばかばかしい騒ぎに収拾を付けるとしている。 【スペイン サラゴサ 2008年4月15日】