厚生省は25日、鉱物油が混入したひまわり油が流通しているとして、ひまわり油の消費を中止するよう消費者に促す勧告を出した。問題のひまわり油はウクライナから輸入されたもので、精製前の種から絞った油に安価な鉱物油が混ぜられていたと見られる。フランスがこれを発見し、5基のタンクを差し押さえると共に、この油が流通した可能性のあるイタリア、オランダ、スペインに知らせた。スペインには125トンが輸入されたと見られている。スペイン厚生省では、精製後の油には人体への影響はほとんどないとしながらも、問題の油が使われたメーカー名を調査・公表するまでは家庭でのひまわり油の消費を見合わせるよう勧告した。しかし、翌々日27日の夜には一転して「今日市場に流通しているすべてのひまわり油は問題ない」として、消費中止勧告を取り下げた。 こうした一連の対応に対し、消費者連盟などから「危険がないと言いながら消費中止勧告を出すのは矛盾」「メーカー名を公表すべき」などとして政府の対応を批判する声があがっている。ソリア厚生相は29日の国会でこの件に関して説明を行う。 広大なひまわり畑が多く見られるスペインだが、ひまわりの種の価格高騰などもあって最近は特に外国からのひまわり油輸入が増加している。国内での食用油の消費はオリーブオイルが主体で全体の半分以上を占めるが、ひまわり油はこれに次いで2番目に多く、全体の34%。 【スペイン マドリッド 2008年4月28日】
東アフリカ、ソマリア沖で海賊グループに乗っ取られていたマグロ漁船「プラヤ・デ・バキオ」号が無事解放された。同号はスペイン海軍フリゲート艦に護衛されてセーシェル諸島に向かっている。乗組員26人 (うちスペイン人13人) の一人、ゴトソン・クレモ氏は「海賊らはガリガリで骨と皮だった。常に自動小銃を向けられており、生きた心地がしなかった」とエル・パイス紙に乗っ取りの恐怖を語った。スペイン政府、「プラヤ・デ・バキオ」号船主は、ロンドンで犯人側の弁護士と交渉したとのみ明かし、身代金を払ったかどうかは言明しなかった。しかし、ソマリアのハラヘレ港責任者がロイター通信に語ったところによると、身代金は120万ドルと見られる。犯人グループは夜になるのを待って同号を解放し、暗闇に紛れてモーターボートで逃走した。 【スペイン マドリッド 2008年4月28日】