4月20日にソマリア沖で海賊に乗っ取られたマグロ漁船「プラヤ・デ・バキオ」号のスペイン人乗組員13人が、悪夢の一週間を終えてようやくスペインの地を踏んだ。30日午前7時、セーシェル諸島から空軍飛行機でマドリッドのトレホン・デ・アルドス空軍基地に到着した13人は、エスピノサ農林水産環境相や一部の家族に迎えられた。この前日、海軍フリゲート艦に護衛されてセーシェルの首都ヴィクトリアに着き陸を踏んだ後、アマデオ・アルバレス船長は安堵の涙をこぼしながら「スペイン政府、フリゲート艦に心から感謝している」と語った。乗組員らは船の食堂に閉じこめられており、暴力こそ振るわれなかったものの、扱いは屈辱的だったという。 「プラヤ・デ・バキオ」号はセーシェル諸島に1週間係留されて攻撃で壊された箇所を補修した後、再び危険な「海賊の海」で損失分を取り戻すべく漁に出る。海賊に襲われた乗組員のうちアフリカ出身の13人の多くは悪夢を忘れるひまもなく、また船に戻るという。月170ユーロの給料のために。 【スペイン マドリッド 2008年4月30日】
マヨルカで、週末ごとに人気の少ない郊外の道路に集まり不法カーレースを繰り返していた若者ら15人が逮捕された。若者らはランボルギーニやアウディなどの高級スポーツカーを改造、さらにモーターに笑気ガスを注入するなどして150〜600馬力の超高速カーに仕立て上げ、大金を賭けたカーレースを一般道で展開。グループのリーダー格の通称「マティアス・エル・ウミルデ」はインターネットの動画配信サイトYouTubeにこうしたレースのビデオなどを多数アップしていた。逮捕された15人は即刻免許停止のうえ、道路交通法違反で最大禁固5年の刑罰が求刑されている。バレアレス地方裁判所では高級スポーツカー13台も差し押さえた。 【スペイン パルマ 2008年4月30日】