EU27ヶ国では不法入国者の本国送還などについてEU共通の政策を模索しているが、7日の話し合いでは10ヶ国がより厳しい条件にすべきとして反対、1週間後に再び合意に向けて会議が持たれることになった。反対のポイントはさまざまで、ドイツやオールとリア、ギリシャは不法入国者に関する司法措置費用を負担することに反対、フランスやチェコ、ハンガリーは自主退去する場合の期限を7〜30日と短縮化するよう求め、本国送還手続きについてはオーストリアやポーランド、チェコなどが入念すぎるとした。また、本国送還された外国人に対するEU再入国禁止期間についても5年とする今回の案は短すぎるとして反対する国が多かった。 現在、EU各国はそれぞれ独自の政策に基づいて不法入国外国人の収監や送還を行っている。例えばスペインの場合、不法入国者の収監は最長40日までだが、ラトビアは20ヶ月、オランダやデンマーク、英国など7ヶ国は無期限に収監できるなど各国ばらばらで、妥協点を探るのは至難の業と見られている。ルバルカバ内務相は現在の期限40日は短すぎるとして延長を考えているが、EUの提案する6ヶ月は長すぎるとしている。 【スペイン マドリッド 2008年5月8日】
ウエルバでマリ・ルスちゃん(5歳)が1月13日から行方不明となり約2ヶ月後に遺体で発見された事件で、逮捕されたサンティアゴ・V・G容疑者 (52歳) が裁判所の取り調べで事件の経緯を供述。「通りを眺めていたらマリ・ルスちゃんが通りかかったので、窓から熊のぬいぐるみを投げておびき寄せた。マリ・ルスちゃんは玄関先の階段を上り始めたが、おびえて転がり落ち意識を失った。怖くなったのでマリ・ルスちゃんの体を買い物カートに入れ、黒いジャケットで隠し、ACホテル方面に300メートルほど歩いて下水口に捨てた。生きていたか死んでいたかは分からない」と、事故死だったと主張した。しかし、この内容はサンティアゴ容疑者と買い物カートを車に乗せてショッピングセンター近くまで運んだとする妹 (殺人容疑で逮捕済み) の供述とは食い違っている。マリ・ルスちゃんの父親はこうした容疑者の供述が漏れ出たことに対して裁判所に抗議、「収監されている妹に供述内容を合わせさせるための弁護側の戦略」と批判している。 【スペイン ウエルバ 2008年5月8日】