民衆党 (PP) バスク支部代表のマリア・サン・ヒル氏が、ポストを辞任する意向を明らかにした。民族主義政党と手を結ぼうとするマリアノ・ラホイ同党代表の新路線に反対意見を表明していたサン・ヒル氏は、PPバスク支部総会を7月に前倒し実施するよう提案。19日の党執行委員会にかけ、賛成28票、棄権32票、反対1票でからくも承認を得た。しかし、サン・ヒル氏は棄権32票は自分に対する否定と受け止め、賛成するよう執行委員会メンバーに働きかけなかった党中枢部──特にラホイ氏──に対する不信感を募らせていた。両氏は21日に話し合いを持ったが、ラホイ氏はサン・ヒル氏の信頼を回復することはできず、同日午後、サン・ヒル氏は7月の支部総会ではバスク支部代表に立候補しないと表明。また、今後はバスク州議会にも出席しない意向と伝えられる。同氏は社労党 (PSOE) を離反して自党を立ち上げたロサ・ディエス氏と懇意であることから、ロサ氏の党に入るのではないかとも噂されている。 【スペイン マドリッド 2008年5月22日】
環境保護NGO、グリーンピースのメンバー約30人が22日、武器製造会社エクスパル本社に乱入。クラスター爆弾全面禁止を訴えた。メンバーらは同社建物ロビーにクラスター爆弾被害者を象徴する義足や義手を積み上げ、建物外壁によじ登って爆弾で両脚を切断された子供の写真を載せた特大ポスターを掲げた。その後メンバーらは同社代表らに、爆弾で両腕を吹き飛ばされたカンボジアの青年がクラスター爆弾製造禁止を訴えるビデオなどを手渡した。この抗議行動は22日にダブリンで行われる国際外交会議に合わせたもの。この会議ではクラスター爆弾禁止条約について話し合われる。クラスター爆弾は1個の親弾から数百個の子弾が散布する収束爆弾で、不発弾も多く、これを見つけた市民、特に子供が手足を吹き飛ばされる被害が後を絶たない。このため、グリーンピースはこの爆弾の製造・使用の全面禁止を求めている。 【スペイン マドリッド 2008年5月22日】