スペイン全国の県および市町村7,300から成るスペイン地方自治体連盟 (FEMP) が、中央政府に地方財政法の改正を求めて立ち上がった。同連盟では、県・市町村の財政はどこもひっ迫しており、社会福祉や行政サービスのため計70億ユーロは必要としている。この問題に関しては、社労党 (PSOE) 、民衆党 (PP) 、左翼連合 (IU) など政治ポリシーを異にする政党に属する自治体長がイデオロギーを越えて連帯し、「要求が聞き入れなければ、全面戦争」と行政ストも辞さない構えで、サパテロ首相に対決を挑んでいる。狙いは、現在中央政府と自治州レベルで折衝中の自治州財政改正案に、県・市町村財政システムも組み込むこと。ペドロ・カストロFEMP会長は、「児童、女性、高齢者、住宅、雇用…市民に対する行政サービスの約3割を担う県・市町村だが、その多くは本来管轄外。そうしたサービスに関する支出は総計70億ユーロに達する。現在、国家支出から県・市町村に割り当てられている13%では少なすぎる」とし、「スペイン民主化以降、地方自治体はいつも後回しにされてきた。もう我々の番だ」と、2009年予算を目指して全面対決姿勢を示している。 【スペイン マドリッド 2008年5月27日】
バレンシアCFの新スタジアム建設現場で足場が崩れる事故が起き、足場の上にいた3人と下にいた1人が死亡した。事故は26日午前10時45分に発生。鉄筋製の足場が突然崩れ落ち、約3,000キロもの鉄骨の山に4人が埋められた。駆けつけた消防隊が4人を助け出したが、ボリビア、エクアドル出身の2人は即死、スペイン人2人は病院で息を引き取った。労働災害担当検事は、事故原因は大ねじの1つが折れたためと観ているが、労組では同建設現場作業員から労働時間が長すぎると再三報告を受けていた。建設を請け負ったベルトリン=FCC社および設計を担当したアレハンドロ・エスクリバノ氏は、安全対策は遵守していたと強調、工事を急いだことが原因ではないとしている。新メスタジャ・スタジアムは2009年6月完成予定。 【スペイン マドリッド 2008年5月27日】