週末、大雨に見舞われたスペイン北部では、ビスカヤ県ゲチョでゴベラス川が氾濫、バスク州警察がゴムボートで住民50人を救出する事態となった。また、国道や一般道、鉄道、地下鉄で一部通行止めとなり、変電所浸水のため3万世帯で停電が起きた。ゲチョでは2日、ほとんどの学校が休校となっている。 この大雨のためエブロ川は大幅に増水。5月平均深さは1.33メートルだが、現在5.30メートルにも達しており、ブルゴス県ミランダ・デ・エブロでは洪水警報が出ている。同じくエブロ川に隣接して建設が急ピッチで進められているサラゴサ万博会場でも洪水を警戒して対策を講じている。 【スペイン マドリッド 2008年6月2日】
テログループETA (バスク祖国と自由) は、幹部が次々と逮捕された後も武装闘争を続けている。1日午前2時半頃、ギプスコア県サラウスでバスク高速鉄道の建設請負会社を狙った爆弾が爆発。1時間前に爆破予告を受けて現場に急行したバスク州警察の警察官2人が衝撃波で耳に異常を被ったほか、1人が顔に軽傷を負った。また、付近の建物のガラス窓などが損壊した。バスクでは現在、サン・セバスティアン、ビルバオとマドリッド、フランスを結ぶ高速鉄道建設が進められており、ETAの標的の一つとなっている。今回の事件は、最高幹部「ティエリー」らの逮捕 後初めての爆弾テロ。ETAは先週末には「抑圧に屈せず武力闘争を続ける」という主旨の声明を出しており、今回のテロはそれを実際に示した示威行動と見られる。 【スペイン マドリッド 2008年6月2日】