原油高騰に伴うガソリン・ディーゼル燃料高騰に抗議して、農産・牧畜業や漁業、タクシーなどでストや抗議行動が広がっている。陸運業に従事する中小労組と自営業者らからなる団体連合は6日早朝から、カタルーニャとバレンシアの幹道を封鎖。また、トラック数十台を連ねて国道を「牛歩」するなどして十数キロにわたる交通渋滞を引き起こした。陸運業者らは8日からストを予定しており、ストが長引けばガソリン不足が起きるのではとガソリンスタンド業者連盟では懸念している。マドリッド市では5日、タクシー運転手数百人がタクシーや徒歩でデモ。中心街からタクシーが消え失せた。漁業従事者も各地で抗議行動。ガリシアではストに突入、ウエルバ県アヤモンテでは漁業関係者らが橋を封鎖した。 こうした抗議行動の渦の中、政府は6日の閣議で、陸運業者らが要求している燃料税の引き下げや最低価格の設定を否定している。 【スペイン マドリッド 2008年6月6日】
全国管区裁判所イスマエル・モレノ判事は、1月に逮捕されたイスラム過激派グループ10人を訴追、1人を国際指名手配した。起訴状によると、逮捕された11人は破壊力は小さいものの爆弾製造に必要な化学物質や装置を所有しており、逮捕される直前にパキスタンから3人がスペイン入りしていた。自爆テロ遂行に当たっては、実行犯が直前に現地入りすることが多いことから、逮捕日の週末にバルセロナの地下鉄を狙った自爆テロを計画していたものと考えられる。国際指名手配された1人は、ただちにオランダで逮捕された。 【スペイン マドリッド 2008年6月6日】
全国管区裁判所のグランデ=マルラスカ判事が、ギプスコア県エルナニの公園からテログループETA (バスク祖国と自由) メンバー名を記したプレートと看板を撤去するよう命令。4日、これらが撤去された。エルナニの市長はETA関連政党とされるバスク民族行動党 (ANV) のマリア・アンヘレス・ベイティアラランゴイティア氏。問題となった公園には、1982年から警察によって射殺されたETAメンバー、ホセ・マヌエル・アリスティムニョ (通称「パナ」) の名が冠されていた。グランデ=マルラスカ判事は「公園にテロリストの名前を冠するのは、暴力を肯定することになる」との「尊厳・正義協会」からの告訴を受け、プレート及び看板の撤去を命令していた。 他方、同裁判所のペドラス判事は、ビスカヤ県レイオア市に存在するETAメンバーの名前を冠した通りに関する告訴を却下しており、対応に食い違いを見せている。 【スペイン サン・セバスティアン 2008年6月6日】