石油燃料高騰に抗議する陸運業者の無期限ストが9日午前0時に始まり、幹線道路でピケが張られたりトラックが超低速で走行するなどし、マドリッドやバルセロナ、バレンシア、ビルバオなどで十数キロの渋滞が起きている。ストを呼びかけたスペイン陸運業者協会連合 (Fenadismer) は業界最大手の組合ではなく、全体の約3分の1の組合員を統べているに過ぎないが、ストの影響は早くも顕著。ガソリンや生鮮食料品などの供給不足が懸念され、大手スーパー等では先週からストックを多めに保有するなどの対策を講じている。また、消費者がこの週末スーパーで食料品を大量に購入したり、ガソリンスタンドの前に乗用車が長蛇の列をなす様子が目立った。勧業省では今週半ばにも緊急対策を発表し、事態の解決を図るとしているが、Fenadismerでは政府のやり方に早くも反発を示しており、ストの長期化が懸念される。 【スペイン マドリッド 2008年6月9日】
民衆党 (PP) 内紛が続く中、マリアノ・ラホイ代表の対抗馬として総裁選に出馬するかどうかが注目されていたフアン・コスタ氏が出馬しないと表明。エル・ムンド紙のインタビューで不出馬と明かした同氏は、同時に6月末の党大会で新しいリーダーが選ばれることを期待しているとも述べた。ラホイ現代表に対抗しても勝ち目はないと踏んでの決断と見られる。 【スペイン マドリッド 2008年6月9日】
8日午前3時頃、テログループETA (バスク祖国と自由) が仕掛けたと見られる小型爆弾がバスク最大の地方紙「エル・コレオ」紙本社建物裏で爆発。中には50人ほどの従業員がおり、9日付朝刊印刷の真っ最中だったが、幸いけが人はなかった。建物には爆発のためシャッターに大きな穴が開き、壁の一部が損壊した。爆破予告はなく、爆発後、従業員らは作業を中断して避難。約2時間後に作業が再開され、朝刊第一面はこの爆破テロの記事に緊急に差し替えられ、「ETAの終焉を願う何千人ものバスクの人々を代表する我々の口をふさぐことはできない」という主旨の社説と共に無事発行された。 【スペイン ビルバオ 2008年6月9日】