3日目に入った陸運業者ストは、抗議行動の暴力化や物資不足など深刻な影響が出ている。そんな中、グラナダでは中央卸売市場に貨物を運び入れようとした小型トラックを制止しようとしたトラック運転手がひかれ死亡する事故が起きた。アリカンテでは11日未明4時頃、駐車していたトラック5台が炎上する事件が起き、中で寝ていたトラック運転手が全身にやけどを負って入院した。また、各地でピケを張っているトラック運転手らが警察と小競り合いになるなどし、逮捕者は15人に上っている。 勧業省では税優遇措置や労働条件改善など54の緊急対策を提示して、全陸運業者の82%が参加する陸運業委員会 (CNTC) と合意に達した。しかし、ストを呼びかけた2労組は依然ガソリンの最低価格設定を要求している。しかも、グラナダの死亡事故を知った2労組代表は勧業省代表との交渉を切り上げた。 ストの影響で都市部を中心にスーパーや店舗で空っぽの棚が目に付き始めている。これはピケにより全国で国道や国境が遮断されているため流通が滞っているためもあるが、ストのニュースに敏感に反応した市民が買いだめに走っていることによるところも大きい。全国の卸売市場でも魚や肉、野菜など生鮮食品が入ってこず、品薄となっている。 【スペイン マドリッド 2008年6月11日】
スペイン皇太子賞人文コミュニケーション部門に、インターネット最大の検索サイト、グーグルが選ばれた。「人々に簡便に知識へのアクセスを可能にした」のが受賞の理由。他に候補としてはマグナム・フォトやウィキペディアも挙がっていた。グーグル選定に当たっては、審査員の間でも意見が分かれ、「ツールに過ぎないグーグルを選ぶのはどうか」といった反対意見も根強かった。グーグルには賞金5万ユーロが与えられる。今年度のスペイン皇太子賞他部門では、国際協力部門にマラリア撲滅に取り組む4団体、芸術部門にベネズエラ青少年管弦楽団、そして科学技術研究部門では、青色発光ダイオードの開発で知られる中村修二氏、カーボンナノチューブの発見で知られる飯島澄男氏をはじめとする「新素材開発の国際的リーダー」5人が選ばれている。 【スペイン マドリッド 2008年6月11日】