陸運業者ストは4日目に入った。内務省では25,000人の警察官を動員して国境や国道のピケ解除に当たり、ルバルカバ内相によると「全国の国道が通れるようになった」。一方で、スト開始以来の逮捕者は71人に上っている。 税優遇措置や労働条件改善など54の緊急対策で、全陸運業者の82%が参加する陸運業委員会 (CNTC) と合意に達した勧業省では、「交渉は終わった」としている。しかし、ストを呼びかけた2労組はCNTCを脱退しており、スト継続の姿勢を崩していない。 やや沈静化しつつあるとはいえ、抗議行動は各地で続いており、バレンシアではトラック2台に放火した疑いで4人のスト参加者が逮捕された。また、リェイダやバルセロナでもトラックが燃やされる事件が起きている。バレアレス諸島ではフェリーによる貨物運輸が滞っており、スーパーやガソリンスタンドで物資が枯渇している。マドリッドやバルセロナなどの卸売市場も生鮮食品がほとんど入らず、少ない商品には高値がついている。 アルメリアでは税優遇措置を求めて集会した農業従事者らが警察と衝突、21人が負傷した (うち警察官13人)。 【スペイン マドリッド 2008年6月12日】
テログループETA (バスク祖国と自由) に定期的に資金を提供していた容疑で企業家2人が逮捕された。「革命税」と称して企業を恐喝するETAの手口はよく知られているが、ETAに賛同する企業家らが自主的に献金するシステムは闇の中だった。しかし、去る5月20日に逮捕されたETA最高幹部「ティエリー」(通称) のコンピューターを押収・調査した結果、こうした献金システムが明らかになり、今回の逮捕へとつながった。逮捕されたブランカ及びマリベル・ブルーニョ・アスピロス姉妹は家族経営の魚卸売加工業を営んでおり、毎年6,000ユーロをETAに献金していたと見られる。マリベルの方は1999年地方選挙のEH候補としてリストに名を連ねたこともあり、地元ではETAのシンパとして知られていた。 【スペイン マドリッド 2008年6月12日】