新設の省に就いた新任女性大臣、さらに最年少閣僚として話題を呼んだ平等省のビビアナ・アイード大臣だが、言語面でも論議をかもした。6月9日、議会平等委員会でアイード氏は「委員会のメンバー」と言う際に「miembros y miembras de la Comisión」と発言。「メンバー」のスペイン語は「miembro」であり、その女性形「miembra」は王立スペイン語アカデミーによって認められてはいない。アイード氏は翌日、「間違いだった」と認めたものの、「将来『miembra』が辞書に載る可能性はある」「言語面での女性軽視はたくさんある。王立スペイン語アカデミーのメンバーに女性が2人しか選ばれていないのも問題」と言い張った。これに対し、作家や言語学者などの多くは「miembraは正しくない」「言語はむりやり変えられるものでない」などと抗議。この論議にアルフォンソ・ゲラ元政府副首相 (社労党 PSOE) も参戦、「miembraを定着させようとするのは時間の無駄」「miembraと言うなら、portavozもportavozaと言うのか?」と切り捨てた。失言から思わぬ論議を巻き起こしたアイード氏は「この件についてはもう話したくない」と終止符を打ったが、この論戦、同氏の知名度アップには十分貢献したようだ。
【スペイン マドリッド 2008年6月18日】