次なる党首脳部は誰になるかをめぐり、内紛にまで発展していた民衆党 (PP) だが、マリアノ・ラホイ代表がバレンシアで始まる党大会を翌日に控え、ついに党総書記候補の名前を明らかにした。マリア・ドローレス・デ・コスペダル氏。党No.2といえるこのポストをめぐっては、ピオ・ガルシア・エスクデロ上院広報官やマヌエル・ラメラ・マドリッド州交通局長らの名前が取りざたされていたが、ラホイ氏は結局コスペダル氏を選んだ。また、副書記にはアナ・マト氏(組織・選挙担当)、エステバン・ゴンサレス・ポンス氏(広報担当)、そしてハビエル・アレナス氏(自治州担当)の名前を発表した。 コスペダル氏は42才、現PPカスティージャ・ラ・マンチャ支部代表。人工授精で設けた子供を持つシングルマザー。ハビエル・アレナス氏の派閥に属するが、ラホイ氏の政敵・エスペランサ・アギーレ・マドリッド州首長ともいい関係を保っている。アギーレ氏もコスペダル氏が選ばれたことに満足を示しており、この人選後初めて「ラホイ氏に投票する」と明らかにした。 【スペイン マドリッド 2008年6月19日】
欧州議会は、不法移民の送還や勾留に関するEU統一指針を承認した。この指針では、不法入国者のセンター収容期間を18ヶ月までとし、18才未満の単独不法入国者も本国送還できると定めている。また、不法入国容疑者の身柄を拘束するには行政命令だけで十分とし、退去処分になった外国人はその後5年間EU内に入国できない。統一指針制定に当たっては、各国の思惑が絡み合意が困難で、欧州社会党から修正案も出されていたが、結局、欧州基金が不法移民送還のために割いた6億7,600万ユーロの予算を早々に支給してもらう必要にかられた各国政府が足並みを揃えた。 【スペイン マドリッド 2008年6月19日】