厳しい経済不況を前にしても頑として「crisis (危機)」という言葉は避け、 「desaccelación (成長鈍化)」と言い続けてきたサパテロ首相だが、 「スペイン経済は急激な成長鈍化に瀕している。ほぼ急ブレーキがかかったと言える」 と認め、ついに「危機」と発言した。しかし、あくまでも楽観姿勢は崩さず、「トン ネルを抜け出るため」として、(1) 公務員新採用を前年比70%削減、 (2) 空港の一部 私営化、 (3) 流通、飲食業、ガソリンスタンド業の改革、等の緊急対策を発表した。 さらに、銀行に信用貸付を締め付けないよう異例の提言を行った。 一方、ソル ベス経済相は、今年度のインフレ率は原油高により4%となり、経済成長率は2%に満た ないだろうと予測を下方修正。さらに、コルバチョ労働相も2009年度の失業率は11%に 達するとの見方を示し、政府のより厳しい現状認識を明らかにした。 【スペイン マドリッド 6月24日】
国家警察はマドリッドで麻薬密売組織を摘発、6人を逮捕、ヘロイン28kgを押収した。 ヘロインの押収量では今年に入って最多。ヘロインは54個のパックに分けて詰められ、市 のゴミバケツの中に隠して持ち運ばれているところを警察に発見された。この組織は トルコ人を中心にしており、トルコから陸路でヘロインを密輸し、ドラッグ密売拠点 として知られるカニャーダ・レアル・デ・バルデミンゴメスで麻薬を売りさばいてい た。警察はヘロインの他、ピストルなどの武器や現金187,000ユーロも押収した。 【スペイン マドリッド 6月24日】