欧州選手権決勝戦スペイン対ドイツの最中、スペインの街角からは人と車が消えた。試合を中継したクアトロの平均シェアは80.9%、平均視聴者数は約1,450万人。最高瞬間視聴率は88.6%、視聴者数1,770万人を記録した。10人に9人が試合を見ていたことになる。 スペイン代表が優勝を決めた瞬間からはスペインは国中あげてのお祭り騒ぎ。マドリッドのコロン広場に特設された巨大スクリーン前には65,000人が詰めかけ、代表チームユニフォームの赤に染まった。優勝決定の瞬間、広場は興奮と喜びのるつぼに。隣接するカステジャーナ大通りを占拠、車の通行を妨害したり、通りの噴水に飛び込むなど大暴れするファンもおり、公務執行妨害や器物破損で52人が逮捕された。さらに、若者が集うアロンソ・マルティネス広場周辺では車やゴミコンテナに放火したり、周辺店舗のガラスを割るなどファンの一部が暴徒化。警察隊にビール瓶を投げ、警察はゴム弾で応戦し、戦闘状態に。マドリッド市では試合が終わってからの数時間で傷害事件が165件、交通事故58件、火事94件、アルコール中毒47件が発生、約120人がけがで応急手当を受け、25人が病院に運ばれた。アルカラ・デ・エナーレス市では酔って転び頭を強打した男性が死亡した。 バルセロナをのぞくスペインの多くの都市では同じく巨大スクリーンが用意され、決勝戦に備えた。優勝決定後はどの街も喜びを発散させるファンであふれ、車はクラクションを鳴らし、遅くまで爆竹音が鳴り響いた。 決勝戦が行われたウィーンのエルンストハッペル・スタジアムにはスペイン国王夫妻やサパテロ首相もかけつけた。フアン・カルロス国王は「選手やチーム、スペイン、皆のために嬉しい。はらはらしたが、苦しんだ甲斐があった」と喜びを語った。「私が民主化後、タイトルを手にした初の首相。きっと忘れない」と言うサパテロ首相は「これは始まり。これからもっといいことがある」と期待を高めていた。 【スペイン マドリッド 6月30日】
環境省が自治州ごとの二酸化炭素 (CO2) 排出量統計を発表。これによると、マドリッド、アンダルシア、バレアレス、カナリアス、バレンシア、ムルシア、ラ・リオハ各州がいずれも1990年から2006年の間にCO2排出量が75%も増加。京都議定書の定めた目標はこの期間の増加量を15%に抑えるというもの。目標達成どころか、目標からどんどん遠ざかっているのが現状だ。都市開発や公共交通といったCO2排出に直接結びつく要素の多くは自治州や自治体の管轄だが、京都議定書目標を達成できない場合の罰金は国の責任。このままだとCO2の超過排出量分として30億ユーロは支払わなければならない見込み。 【スペイン マドリッド 6月30日】