スペインのニュース
●アスナル前首相、一切の過ち認めず
【スペイン マドリッド11月30日】
 3.11テロ調査委員会に召喚されたアスナル前首相は、約11時間にわたって証言を行った。テロ当時の政府最高責任者として、前首相本人をはじめ各大臣は情報操作・隠蔽を一切していないと述べ、テロ予測ができなかった点についても責任を否定。またイラク戦争とテロとの関連も否定した。そして前首相が「犯人を逮捕しようとしている間に」「他の者はこの機を利用して選挙に勝とうとしていた」と社労党 (PSOE) をやゆした。3.11テロは「イスラム系テロだった」と認め、「選挙結果をくつがえし」「192番目のテロ犠牲者として政府を倒そうとした」とした上で、「イスラム系テロリストと非イスラム系テロリストとの関係を徹底的に調査すべき」だとし、ETA (バスク祖国と自由)関与説に固執する姿勢を見せた。また「政府がとったすべての決断は正しく、自分は一切過ちを犯していない」とし、「アスナルが過ちを認めたという嬉しい見出しが明日出ることはない」と述べた。


●マラガのイスラム指導者、自ら収監
【スペイン マドリッド11月30日】
 対女性暴力教唆の罪に問われたフエンヒローラ市(マラガ県)のイスラム指導者、モハメッド・カメフ・モスタファ師が、アルアウリン・デ・ラ・トーレ刑務所に自ら出頭し、収監された。モスタファ師は自著の中で跡を残さない女性の殴り方について述べ、女性差別と暴力を助長したとして、今年1月、バルセロナ地方裁判所第3法廷により懲役15ヶ月の判決を受けていた。出頭期日を前に、約50人の支持者とともに刑務所に現れたモスタファ師は、「私とともに宗教の自由と個人の自由も牢獄に入る」と述べた。


●バッタの大群、カナリア諸島に上陸
【スペイン マドリッド11月30日】
 フエルテベントゥーラ島(カナリア諸島)北部に、アフリカからサバクトビバッタの大群が上陸。コラレホ自然公園の砂丘は赤茶色のバッタで埋め尽くされた。上陸したサバクトビバッタは約1億匹はいると見られるが、死を間近にした成虫群でもうあまり食べない上、フエルテベントゥーラ島ではビニールハウス栽培が農業の90%を占めており、作物などの被害は出ていない。

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