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●政府、テロ犠牲者支援機関設立
【スペイン マドリッド12月16日】
 サパテロ首相は、議会3.11テロ調査委員会での3.11テロ犠牲者の会ピラール・マンホン代表の演説を受け、テロ犠牲者支援機関を設立し、その責任者としてマドリッド・カルロスIII大学学長のグレゴリオ・ペセス・バルバ氏を任命すると発表した。ペセス・バルバ氏は大学の仕事のかたわら、この責任職を無償で引き受ける。民衆党 (PP) のマリアノ・ラホイ代表もこの支援機関設立に全面的な賛成を表明した。
 ピラール・マンホン代表は調査委員会での演説で、テロにより家族を失った悲しみを切実に訴え、政治家に対する厳しい批判を展開した。調査委員会での政党間の攻防を「サッカーの試合でも観ているような」とやゆし、「人間の死と一生背負わなくてはならない傷、慰めようもない喪失感、これ以上はない苦しみについて話していたときに、何を笑っていたのですか? 何を騒いでいたのですか?」と政治家の態度を戒めた。そして「犯人らがあのような殺人を実行できたということは、誰かが重大なミスを犯していたから」であるとし、「責任を果たせなかったのは、当時政権を握っていた人たちで、これは動かしようもない事実」と名指しは避けつつも民衆党を非難した。更に、犠牲者の会は「真実と改正、後世を求める」として、政党の入らない新たな調査委員会の設立を提案。「私は自分の息子の遺体がまだ見つかっていなかったにもかかわらず、母親として最大の悲しみを抱えながらも14日の投票に行きました。あなた方には私たちが安全に暮らせるようにする義務があります。私たちが経験したようなテロがこの国で再び起きることのないようにしてください」と訴えて演説を締めくくった。各政党の代表者らは質問はせず、返答としていたらなかった点の謝罪や反省を述べた。


●2005年の3.11に各国首脳招聘
【スペイン マドリッド12月16日】
 サパテロ首相は、3.11マドリッドテロから1年にあたる2005年3月8〜11日にマドリッドで対テロ国際会議を開催、EU25ヶ国をはじめ、国連安全保障理事会理事国、その他40ヶ国の首脳を招待する。フアン・カルロス国王も、テキサス州クロフォードでのブッシュ大統領との昼食会で、この会議への参加をうながしたもよう。

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