スペインのニュース
●テロ、寒波…厳戒のクリスマス
【スペイン マドリッド12月24日】
 今年のスペインのクリスマスは寒波到来で、カナリア諸島をのぞく全州に強風、降雪、気温の急降下の警報が出ている。気象庁によると、寒冷前線が25日から27日にかけてイベリア半島を通過する見込みで、北西からの強い風とともに不安定な天気となる。半島北半分とカスティーリャ・ラ・マンチャ、ムルシア、アンダルシアの内陸部では降雪が予想される。
 一方、クリスマスシーズンを狙ったテロを警戒して特別厳戒態勢がしかれており、空港や主要駅ではスペイン軍兵士が約1,500人ずつ1日3交代で配備され、昼夜警戒に当たっている。


●カナリア沖での移民死者数120人に
【スペイン マドリッド12月24日】
 23日、海洋救助隊は、フエルテベントゥーラ島(カナリア諸島)沖で、アフリカからの移民43人を乗せたボートを拿捕した。うち13人は死亡しており、救助された30人も脱水症状や低体温で衰弱が激しかった。このボートは食糧も水も持たずに3日前に西サハラから出航しており、助かった移民の話によると、もう一艘のボートがついてきていたという。治安警察では、やはりカナリア沖で34人の大人と3人の子供を乗せて漂流中のボートから救助を求める通報を受けており、行方を探している。23日に確認された13遺体を含めると、今年だけでカナリア沖では120人の移民が命を落としている。


●最高裁、ETA称賛の議員に無罪判決
【スペイン マドリッド12月24日】
 テログループETA (バスク祖国と自由)の活動を称賛したとしてバスク高等裁判所から懲役1年、禁固7年の刑を言い渡されていたバタスナ党のジョン・サラベリア議員からの上告を受けた最高裁判所は、「議員が任務遂行中にする発言は不可侵である」として、同議員を無罪とする判決を下した。サラベリア議員は、2002年4月12日のバスク議会で、「スペインとフランスが小国バスクに戦争をしかけている」とし、「ETA の武力闘争は思想を押しつけるものではなく、バスク市民の法権利を守るものだ」と発言した。

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